SCOUTERは、採用候補者の同僚や上司などの第三者から簡単にリファレンスを取得できるオンライン完結型のリファレンスチェックサービス「back check」の事前登録を2019年1月17日より開始した。

同サービスは、書類選考や面接だけでは分からない採用候補者の経歴や実績に関する情報を、候補者の上司や同僚といった一緒に働いた経験のある第三者から取得することができる、オンライン型のリファレンスチェックサービスである。

採用予定の職種やポジションに合わせた数十問の質問が自動生成され、オンライン上で簡単にリファレンスチェックを実施することが可能になるという。また、従来の1/10程度の価格でリファレンスチェックの実施ができるとのことだ。

リファレンスチェックとは

リファレンスチェックとは、採用企業が選考フローの一環として転職希望者の同僚や上司から、第三者視点での評価を取得することを示す。職務経歴書や面接ではわからない、人物像や実績といった情報を収集することで、本来の実績に基づいた採用の意思決定を可能にするという。

同社は、従来のリファレンスチェックの実施方法は、依頼された調査会社が推薦者に対して電話や面談で実施することから、時間が重視される採用プロセスにおいては、依頼するコストが高いだけでなく、1件あたりの調査単価も高くなる傾向にあり、リファレンスチェックの普及を阻害する大きな要因の一つであるとの見解を示している。

一人当たりの転職回数が増え、また副業やフリーランスを始めとした働き方が多様化した結果、従来の履歴書、職務経歴書から取得できる所属企業の知名度、在籍期間、転職回数といった情報による選考は意味を持たなくなりつつあるという。

また同社は、多くの候補者において、面接時の口頭による説明以外に過去の実績を証明する手段が少ないこと、採用者においては発言内容に裏付けが取れないことが、実態と評価の乖離が発生する要因だと推測している。

同サービスの提供で「日々の業務における信頼と実績を、次の会社に繰越せる」社会をリファレンスチェックによって実現することで、本当の意味での平等な評価を実現したいと述べている。

img:PR TIMES