TIMEPACKは2019年1月15日、10人以上のチームでも5秒でミーティング予約が可能になるアプリ『TIMEPACK』のオープンβ版をAppStote上にて公開したと発表した。

TIMEPACKとは、Googleカレンダーと連携し、チームメンバーの空き時間の積集合をパッケージ化、一瞬でメンバー全員の予定合わせが可能になるアプリである。リモートワーク&マルチタスクで動いているチームでの難しいスケジュール調整の課題を解決するという。

空き時間だけを自動抽出してチームメンバーに常時共有

同社によると、コラボレーションソフト市場では海外でSlackやTrello、国内でもBacklogやScrapboxなどのツールが順調に伸びているという。

そして、日本でも働き方改革でのリモートワークや副業の増加に伴い、今後、非同期コミュニケーションを円滑にするためにこれらのツールの導入が進むと予測している。

しかし、リモートワーク、多拠点、マルチタスク、成果主義のような働き方はかなり向き不向きがあるため、新しい働き方に馴染めない人が出てくることは明確だという。

それに対応するには、生産性や効率化が求められるのと同時に、チームでの相互理解を深め、繋がりの強さやシンクロ率を高められるようなサービスだと予測し、TIMEPACKの開発に至ったという。

TIMEPACKの特徴は以下のとおり。

  1. Googleカレンダー上の空き時間だけを自動抽出してチームメンバーに常時共有することができる。
  2. グループを作成しURLでチームメンバーを招待することで、チーム全員の共通する空き時間だけを確認することができる。
  3. 空き時間をタップするだけで、ミーティングを含めさまざまなスケジュールをGoogleカレンダー上に書き込め、チームメンバーもその予定に自動で招待される。また、gmailを通して予定への招待メールも届く。
  4. メンバーと自分の空き時間を把握できるので、チャットの返信が返って来やすそうな時間も直感的にわかる。
  5. 予定の中身は表示されないので、プライバシーが守られる。
  6. お互いの共通する空き時間だけが表示されるので、プライバシーが守られる。

既に、奈良県との共同プロジェクトにより「プライバシーを考慮し抽象化した未来の位置情報予測エンジン」を研究開発済みだという。これは通信不要、スマホ内での強化学習モデル（AI）となっており、この機能は近日公開予定だという。

img:PR TIMES