FinTech事業を展開するカウンティアとFinTech領域での事業開発を強化しているVOYAGE GROUPの合弁企業であるカウンティアバンクは2019年1月15日、日本初の仮想通貨のレンディングに特化した新サービス「CoinOn(コインオン)」を、正式にリリースしたと発表した。
「CoinOn」に貸し出すことで賃借料を毎日受け取り可能に
同社によると、仮想通貨市場は2017年以降急激に拡大しているという。
しかし、仮想通貨取引所で頻繁に売買を行うユーザーもいる一方で、購入しても売却せずに仮想通貨取引所の口座やウォレットで保有したままになっているユーザーも数多く存在しているようだ。
このような状況のなか、国内の一部の仮想通貨取引所では、既存ユーザー向けに仮想通貨レンディングサービスを付帯サービスとして行っているが、貸出期間は2週間から1年の固定期間となっていたり、貸借料の年間期待リターンは低め設定のところが多く、ユーザーにとって使い勝手が良いサービスとはいえないとのことだ。
同社は、これらの課題を解決するため、『仮想通貨をかしこく増やす』をコンセプトに、日本で初めて仮想通貨レンディングサービスに特化したサービス「CoinOn」をリリースした。
ユーザーは、保有しているビットコインを「CoinOn」に貸し出すことで、賃借料として同サービス所定の料率を加算したビットコインを毎日受け取ることが可能となる。
なお、賃借料は毎日変動するが、年間期待リターンは5~10%(税込)となる見込みだという。また、貸出期間は業界最短の1日単位なので、出金申請はいつでも可能である。
これにより、いつでも簡単に手持ちのビットコインを貸し出して賃借料を受け取り、必要な際にはいつでも簡単に返還を受けることが可能となるとしている。
また、2019年3月末までは、日利0.027%(年間期待リターン10%)にてリターンを付与するとのことだ。
「CoinOn」の利用方法は、ユーザーと同社が仮想通貨消費貸借契約を締結し、仮想通貨交換所のアカウントやウォレットで手持ちの仮想通貨を「CoinOn」に貸し出すことで、貸し出した仮想通貨に対して当サービス所定の料率を加算した仮想通貨を1日単位で受け取ることができる。
「CoinOn」は、サービス開始時においてはビットコインのみを対象とするが、その他の仮想通貨の貸し出しについても、将来的に対応を行っていく予定だという。
img:PR TIMES