「野菜の摂取と成績に関する調査」野菜を積極的に摂取する子どもの方が成績は高い傾向

ネオマーケティングでは、長子が小学校4~6年生の親600名を対象として、「野菜の摂取と成績」をテーマにしたインターネットリサーチ(※)を実施した。

主な調査は以下のとおりとなった。

※調査概要
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、長子が小学校4年生~小学校6年生の親を対象に実施
有効回答数:600名(小学校4年生、小学校5年生、小学校6年生の男児、女児:各100名)
調査実施日:2018年11月28日(水)~2018年11月30日(金)

朝食に野菜をとらない子どもが半数以上

Q1. 家庭において、お子様の1食あたりの野菜摂取量の平均をお答えください。※給食ではなく、休日などに家庭で食べる昼食についてお答えください。​(単数回答)【n=600】

約70gの野菜がうつされた写真をみてもらいながら家庭での野菜摂取量を聞いたところ、朝食に野菜をとらないと回答した人が全体の半数以上(52.0%)に及んだ。昼食・夕食については、約一皿程度、70gくらいの野菜を食べていると回答した人が最も多かった。

10歳以上の理想的な野菜の摂取量を、推奨値以上の値で答えた親は3割未満

Q2. 10歳(小学4年生)以上の理想的な野菜摂取量としてあてはまると思うものをお答えください。(単数回答)【n=600】​

厚労省が推奨する「日本人の食事摂取基準2015」を使いまとめられた『「4つの食品群年齢別・性別・生活活動強度別食品構成」身体活動レベルII(ふつう)香川芳子案』によれば、10歳以上の理想的な野菜摂取量は、「350g以上」とされている。

今回の調査で対象者に対して10歳以上の理想的な野菜摂取量を聞いたところ、「210g以上」(30.0%)が最も多く、「280g」(29.7%)がそれに続いた。上記理想地である「350g以上」や「420g以上」、「490g以上」と答えた割合は、全て合わせても3割未満(27.7%)という結果になった。

半数以上の子どもが野菜摂取に積極的

Q3. あなたのお子様の、野菜の摂取に対する態度に関してあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=600】​

8割程度の親が、子どもが1日350gの野菜を摂取できていないと答えた一方、子どもの野菜摂取に対する態度を聞いたところ、「野菜摂取に積極的である」(19.8%)、「野菜摂取にやや積極的である」(33.7%)あわせて5割以上(53.5%)の子どもが野菜摂取に積極的であることがわかった。

野菜摂取に消極的な子どもの7割以上は野菜が苦手

Q4. あなたのお子様は野菜がどの程度好きですか。(単数回答)【n=600】​

野菜がどの程度好きかという質問では、「やや好き」(39.8%)との回答が最も多かった。前述の野菜摂取の態度に関する質問と組み合わせてみてみると、野菜摂取に消極的と答えた子どものうち8割近く(77.0%)は野菜が苦手と回答。この結果からネオマーケティングは、子どもに積極的に野菜を摂取してもらうためには、野菜を好きになってもらうことが必要かもしれないと述べている。

野菜摂取に積極的な子どもの方が成績は高い

Q5. お子様が通う小学校で行なわれる単元末テストやまとめテストや実力テストのお子様の成績について、教科ごとにあてはまるものを教えてください。※直近(1学期末の成績)でお考えください。​(単数回答)【n=600】​

国語・社会・算数・理科の4教科についてテストの成績が「90点以上」と答えた割合は、全体的に野菜を積極的に摂取する子どもの方が高かった。特に国語については、野菜摂取に積極的な子どもと消極的な子どもの間で17.8ポイントも差がついている。

また「国語」「社会」「算数」「理科」「体育」の直近の成績表の記載について、「もう少し」、「できた」、「よくできた」のいずれにあてはまるか対象者にえらんでもらったところ、「よくできた」と答えた割合は全体的に積極的に野菜を摂取する子どもの方が高かった。勉強に限らず、体育についても両者には7.1ポイントの差がつく結果となっている。

Q6. お子様の直近の通知表(1学期末の成績)の評価から教科ごとに評定(総合評価)を3段階で教えてください。※1またはC=もう少し、2またはB=できた、3またはA=よくできた としてお考えください。​(単数回答)【n=600】

野菜摂取に積極的な子どもの方が、先生によくほめられ勉強も積極的

Q7. お子様の学習に対する態度・行動に関してあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=600】​

子どもの学習態度について聞いたところ、「担当の先生から勉強について褒められる」や自発的に勉強すると答えた割合についても、全体的に野菜摂取に積極的な子どもの方が高かった。たとえば「担任の先生から勉強について褒められる」との問いでは12.7ポイント、「勉強しなさいと言わなくても自発的に勉強している」との問いでは16.0ポイントの差がついている。

人に優しかったり好奇心が強かったりする割合は野菜摂取に積極的な子どもの方が高い

Q8. お子様の身体と性格についてあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=600】​

今回の調査では身体や性格についても、野菜摂取に積極的な子ども、消極的な子どもを比較している。その結果「人にやさしい」「好奇心が旺盛」などの問いについては全体的に野菜摂取に積極的な子どもの方が割合は高かった。

また「集中力がない」「疲れやすい」といった問いでは、野菜摂取に消極的な子どもの方が割合が高いという結果だった。

ネオマーケティングは、野菜を積極的に摂取することが子どもの成長に影響を与えている可能性があると話している。

参考:野菜の摂取と成績に関する調査
NEO MARKETING

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