管理職は仕事に「やりがい」を求め、デジタル世代は「残業が少なく休暇を求める」

人材派遣で知られるアデコは、学生のときからインターネットやパソコンに慣れ親しんできたデジタルネイティブ世代(以下、デジタル世代※1)とデジタル世代を部下に持つ管理職を対象として、仕事に対する考え方やコミュニケーションに関する意識調査(※2)の結果を発表した。


 (※1)本調査では、20代をデジタルネイティブ世代と定義

主な調査結果は以下のとおりだった。

(※2)調査概要
調査対象:①デジタル世代:20代で企業や団体で勤務している男女、②デジタル世代を部下に持つ管理職(係長以上)
サンプル:①デジタル世代:500人、②管理職:500人
調査方法:インターネット調査
実施時期:2018年9月28日~29日

デジタル世代は仕事の「やりがい」より「残業が少なく、休暇が取りやすい」ことを重視

仕事の満足度はデジタル世代より管理職の方が10ポイント高い

転職志向は、管理職よりデジタル世代の方が17.6ポイント高い

デジタル世代の理想的な働き方は「1つの企業や団体にのみ属して働くこと」

デジタル世代は、挑戦を支援するより相談に乗ってくれる上司を好む傾向

管理職のデジタル世代に対する印象は「デジタルスキルが高く、打たれ弱い」

管理職にデジタル世代に対する印象を聞いたところ、良いと思う点では「PCスキル、デジタルスキルが高い」がトップに、課題と思う点では「打たれ弱さ・ストレス耐性の低さ」がトップになった。

そのほか、デジタル世代の「ビジネスマナーの不足」、「一般常識・教養の不足」を課題と感じる管理職が多いという結果もでている。

デジタル世代は管理職よりTwitterやInstagramなどを利用する傾向

SNSの使用状況を聞いたところ、デジタル世代・管理職共にYouTubeの使用率が最も高かかった。一方、SNSの使用率は全体的にデジタル世代の方が高く、特に「Twitter」、「Instagram」、「Facebook」では大きな差がついている。

またデジタル世代は管理職世代と比べ、SNSでの情報発信を行う際に他者からどう見られるか意識する傾向にあり、新聞・本などの紙媒体から情報をえる機会が少ないという結果となった。

デジタル世代は管理職からの「飲み会やランチの誘い」を煩わしく感じる傾向

コミュニケーションに関する質問において、管理職はデジタル世代と円滑な関係を築くため「メールやSNSでコミュニケーションをとるようにする」、「飲み会やランチに誘う」を挙げている。

それに対してデジタル世代は、上司や先輩からのコミュニケーションのうち「飲み会やランチの誘い」を煩わしく感じている割合が高く、両者にギャップがみられた。

img:PR TIMES

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