ソーシャル動画分析サービス「kamui tracker」およびYouTube総合情報メディア「かむなび」を運営するエビリーは、2018年のYouTuberトップ10を発表した。
その結果、国内チャンネル44,667件の中で、総合ランキング1位は、年間でチャンネル登録者350万人以上を獲得した「せんももあいしーCh Sen, Momo, Ai & Shii」で、2位は「Kids Labo TV」、3位「圧倒的不審者の極み!」だったという。
1位は累計での視聴回数は3億回を超えるヒット動画に
このランキングは、kamui trackerで独自に集計したデータを用い、2018年に最もチャンネル登録者を獲得したYouTubeチャンネルをランキングにしたものだ。
1位の「せんももあいしーCh Sen, Momo, Ai & Shii」は、せんのすけくん・ももこちゃん・あいこちゃん・しろうくんの4兄弟がメインとなり活動するチャンネル。活動開始は2006年で、今年で12年目を迎える古株のYouTuberだ。同社が発表したYouTube上半期ランキングでは2位だったが、その後さらにチャンネル登録者数を220万人以上伸ばし1位になった。
とりわけ、昨年8月に投稿された動画「奈良公園でシカにエサやり Deer Feeding Nara Park」が2018年9月以降に視聴回数を大きく伸ばしており、累計での視聴回数は3億回を超えるヒット動画となったという。
この動画の伸びとチャンネル登録者数の伸びには、一定の相関関係があることがわかるという。
2位のキッズ向けの動画チャンネル登録者104万人以上獲得
2位の「Kids Labo TV」も、キッズ向けの動画を投稿しているチャンネルだ。上半期ランキングでは3位だったが、さらにチャンネル登録者を104万人以上獲得している。
動画のタイトルやチャンネルの紹介文が英語で表記されており、同社では海外視聴者層を意識したチャンネル運営が躍進の要因だと考えている。
今年最も視聴回数を伸ばした動画は「Tayo the little bus & Ironman Gigantic Insect Toy Monster Funny Story Thomas, Chuggington, Cars」で、1億回以上再生されるヒット動画となった。こちらの内容は、虫を模したおもちゃに車のおもちゃが襲われているところを人形に助けてもらうというものだ。
3位の「圧倒的不審者の極み!」は、様々な素材を使って包丁を作る動画や、包丁を研ぐ動画を投稿するチャンネルだ。1年前はチャンネル登録者数約8万人のチャンネルだったが、意外なものから包丁を作り上げていく様子などが視聴者に驚きを与え、短期間でのチャンネル拡大につながったと思われる。
また、日本語がわからなくても楽しめる内容であるため、海外の言語で書かれたコメントも多く、海外の視聴者を獲得できたことも躍進の要因であると考えられる。上半期ランキング10位だったが、年間ランキングでは3位にランクアップした。
また、注目されるのが6位の「レペゼン地球」だ。これは、福岡を拠点に活動しているDJ集団である。2018年7月には、チャンネル登録者数100万人を目前にしてアカウントが凍結されたが、それから1ヶ月も経たずして別チャンネルにて登録者数100万人を突破した。
「1億円分プレゼント企画」や幕張メッセでのライブなど、大きな話題を作ったことが登録者増にもつながったと思われるという。
エビリー「2018年に最も活躍したYouTuberランキングトップ10を発表、1位はキッズチャンネルの「せんももあいしーCh Sen, Momo, Ai & Shii」 ― kamui tracker調べ」
img:PR TIMES