ディップは、同社が運営する総合求人情報サイト「はたらこねっと」において「はたらこねっとユーザーアンケート 業務効率の改善について」を実施、2018年12月20日にその結果を発表した。
それによると、63%が勤務先で無駄な業務や作業があるとしており、その理由として“企業の慣習による業務遂行”、“自動化できそうな手作業”、“付き合い・不必要な残業”などが挙げられたという。
63%が無駄な業務や作業が「ある」
この調査は、はたらこねっとユーザーを対象に行われ、有効回答数は1,146だった。
まず、現在の勤務先の業務に、無駄な業務や作業があるかどうか尋ねたところ、「たまにある」が36%、「非常にある」が27%、あわせて63%が「ある」と回答した。
次に、「ある」と答えた63%を対象に、無駄を感じた理由を尋ねたところ、「企業の慣習から抜け出せず、非効率的に業務が回っている」63%が最多、次いで「自動化できそうな業務なのに手作業している」が41%、「付き合い、または必要性の感じられない残業」が32%と続いた。
はたらこねっとユーザーコメントとしては、「アナログ作業が多い」、「無駄な会議」、「二度手間作業」などの内容のものが多かった。
そして、無駄のない業務をするために工夫していることについて尋ねたところ、自身においては、「日々スケジュールを組んでから仕事をする」の48%が最多となり、次いで「こまめな休憩を摂る」の23%、「必要な時はあらかじめ残業時間を決める」の19%と続く結果になった。
一方、勤務先においては、「一定時間で短い休憩がある」の27%が最多となり、次いで「進捗を定期的に共有し、遅れ気味な所はメンバー内でフォロー」の23%、「効率化を図るためのミーティングが定期的にある」の22%と続く結果になった。
無駄な業務をなくすためには「情報共有の仕組みを作る」
無駄な業務をなくすために勤務先に求めることを尋ねたところ、「情報共有の仕組みをしっかり作ってほしい」の53%が最多となった。
以下、「AIや業務ツールの導入」の26%、「資料・書類の作成には使用目的をきちんと伝えてほしい」の21%、「必要なことを時間内に話し終えられる会議」の16%がそれぞれ続いている。
ユーザーコメントとしては、「コミュニケーションが大切、「資料・会議を減らす、「的確な指示が欲しい」といった内容のものが多かった。
<出典元>
ユーザーアンケート –業務効率の改善について
はたらこねっと