AIを活用したインスタグラム集客システムを開発・提供するLimは2018年12月21日、インスタグラム集客に加えさらにシンプルさを実現したMEOサービスを正式にリリースしたと発表した。

費用対効果の測定が素人でも把握が可能なMEO


MEOとはGoogle検索結果でマップ上に店やサービスの情報を記載するための対策だ。街中で「エリア×業種」、例えば「原宿 カフェ」などGoogleマップ検索やGoogle検索をする際に普段のSEO検索結果ではなく上の画像のようなGoogleMap検索結果が表示される。このマップ検索での上位表示や、正しい表示を行う対策をMEO対策という。

同社によると、「エリア×業種」でGoogle検索を行なった人のうち74%の方が、SEO結果表示ではなく、MEOを見る傾向にあるという。これは飲食店に限らず、美容院、エステ、コンビニ、歯医者、不動産などさまざまな業種が検索されるという。

MEOはGoogleが公式に提供するGoogleマイビジネスのアプリ、またはサイト上で店舗オーナーがシンプルに予約数や来客数などの把握ができるため、費用対効果の測定が素人でも把握が可能になるとしている。

そして、MEO対策を行う際には以下の3つ分析を行う必要があるという。

  1. エリア分析

    対象エリアでどのようなキーワードを利用し、どれくらいの人が毎月店を探しているかなどを分析。
  2. 競合分析

    競合となる店が各キーワードで、どれくらいMEOで評価されているのか、そしてその掲載順位を狙えることができるのかを分析。
  3. キーワード分析

    最終的にこの1と2を踏まえてどのキーワードを狙ってMEO対策をするべきなのかを分析する。

Googleからの評価の分析はさまざまな要素によって行われているため一概に「何回検索されているからこのキーワードでのMEO対策を行うべき」と検索回数をもとに算出することはできない。

同社によると、大事なのは最終的に「このキーワードであれば上位表示する確率が一番高い」という分析が必要であり、それは時にビッグワード(エリア×業種)でない場合もあるという。

今回のサービスでは、このような莫大なビッグデータの分析をLimのAIに任せることが可能となる。

インスタグラムとの相性抜群なMEOサービス

また、MEOの上位表示化には「サイテーション」と呼ばれる施策が重要となるという。

簡単にいうと、Googleマイビジネスに登録した自社のホームページが、多くの人に紹介され(被リンク)、多くのアクセスを獲得し(流入数)、かつホームページへの訪問者が長く多くのページに滞在する(滞在時間)、(ページ閲覧数)ことが重要指標となる。

しかし、ほとんどの店舗オーナーはホームページを作るものの、結局は誰からもみられていないことがほとんどだという。これは競合も同様の状況のため、逆を言えば自社のホームページを多くの人に長く複数のページの閲覧をさせればMEOでは上位表示化する確率が上がることになるという。

同社では、自社ホームページへのアクセスを増やすためには、流入元媒体であるインスタグラムが最適だとしている。インスタグラムではFacebookやツイッターとは異なり、「コミュニティ」ができる特徴がある。これは同じ趣味、興味、また近くにいる人たちと繋がるということを指す。

同社では、このような仕組みに対して今回のAIを活用したMEOサービスは大きな効果をもたらすとしている。

img:PR TIMES