Premaは2018年12月19日、二次流通市場で売買されるスニーカー、ストリートウェアに特化したマーケットプレイス【PremaX】の正式版をローンチしたと発表した。
【PremaX】とは、二次流通市場で売買されるスニーカー・ストリートウェアを専門に扱ったマーケットプレイスだ。二次流通市場におけるリアルタイムの相場価格の明示が可能になるという。
相場価格の明示、スムーズな取引、真偽鑑定の3つの課題を解決
同社によると、スニーカーの二次流通市場は世界中で6,000億円を超える市場といわれているという。なかでも希少性の高いアイテムは、二次流通市場において、多くが定価の倍以上で取引されているという。
高額で取引されるという商品の性質上、二次流通市場における取引にはいくつか問題がある。それは「本物と偽った偽物が出回る」「不本意な取引価格交渉」などの問題があるとしている。
こうした問題を解決するサービスとして、近年アメリカでは、StockXという同事業のサービスがマニアの中で人気を集めているという。しかし、言語の壁や送料・関税などの関係から、日本では普及しにくいという現状もある。
このため、【PremaX】は二次流通市場におけるさまざまな問題を解決すべく、以下の項目をコンセプトに設定しサービスを提供する。
- 二次流通市場におけるリアルタイムの相場価格の明示
二次流通市場における価格の値動きをリアルタイムに表示する。相場価格の表示により、市場において透明性のある取引を可能にするという。 - 交渉のないスムーズな取引によるマッチング
同サービスの取引は、売り手から出品価格のリクエストを受け付け、買い手からは購入したい価格のリクエストを受け付ける。これにより、同じ価格、同じサイズの条件を満たせばマッチング出来る仕組みとなる。これにより、不本意な取引価格交渉などの問題を解決出来るとしている。 - 鑑定士による精度の高い真贋判定
二次流通市場で取引された商品を真贋判定するにあたり、同社では、鑑定士による精度の高い判定を行い、商品が本物であることを保証するという。また、売り手と買い手が直接取引するのではなく、同社が仲介することで匿名性も確保出来るとしている。
今後、【PremaX】では、商品のチャート機能と運送会社との配送連携という機能面における2つのアップデートを予定しているという。
img:PR TIMES