フラーは、日本、韓国、米国における2018年のアプリの利用トレンドを調査した「App Ape(アップエイプ)アプリ市場トレンドレポート2018」をまとめた。
調査結果は以下の2点にまとめられる。
- 利用アプリ数は所持アプリ数の3割
2018年9月の日本国内ユーザー1人あたりの月間平均利用アプリ数(月に1度でも利用するアプリ数)は、2017年12月と比べて0.56個増の25.56個だった。一方、所持しているアプリは80.36個で、アプリにインストールするアプリの6割近くが月に1度も使われていないことが判明した。
韓国のユーザー1人当たりの所持アプリ数は102.25個と日本に比べ25%ほど多かったほか、利用アプリも38.87個と1.5倍近い数を記録した。
米国では、インストールアプリが70.65個と日本に比べ10個ほど少ないものの、利用アプリは日本とほぼ変わらない25.65個であることがわかった。いずれの国もインストールアプリ全体に占める利用率は4割を切っていた。
- 日本ではツール系・コミュニケーション系アプリの利用が多い
日本ではツール系アプリが16%、コニュニケーション系アプリが14.7%と、ほかのアプリカテゴリに比べツール系・コミュニケーション系アプリが多く使われていることが判明した。
ツール系アプリの多さは、キャリアのプリインストールアプリを中心に利用が多いことを示唆している。また、LINEをはじめとするコミュニケーション系アプリは人々が連絡を取り合うのに欠かせないインフラとしての機能をスマホが補完していることを示している。
米国も同様の結果だったが、韓国は日本に比べ多様なカテゴリのアプリを利用していることも浮き彫りとなった。
img:PR TIMES