bnb plusは、同社が運営する「ホステルbnb+」において、自社開発の顔認証チェックインシステム『bnb+ 顔パス』を2019年1月より導入する。

『bnb+ 顔パス』とは、bnb+が開発した世界最先端のAIを活用したホステル・チェックイン・システムである。

概要は、以下の通り。

  • 登録は、顔画像を1枚登録するだけ
  • 本システムは顔認証を利用し、ユーザーを特定する。これにより、チェックイン&アウト、決済時、宿泊者情報の入力作業を不要にし、手続きがより簡潔になるという。

    また、本システムはホステル出入り口の鍵と接続しており、チェックイン済みの宿泊者は、顔認証のみでのホステルへの入館が可能になるそうだ。

    セキュリティ面についても考慮されており、登録者かつ宿泊者以外の認証はできないようになっているという。なお、2回目以降の利用では顔の登録も不要。

  • 社内システムがIoTで繋がる
  • 本システムは、ホステルスタッフも同様に利用することで、スタッフごとの入管スケジュールを管理できるのだという。

    さらに、宿泊予約管理、入退室状況、決済という社内システムの全てがIoTで一元管理される。AIはデータの増加に伴い学習し、認識精度が向上。

    チェックイン&アウトの代替えし、膨大な宿泊者情報を取り扱うスタッフの手間を省くことで、仕事効率化に寄与するという。

    また、同社は顔データの検索方法を効率化し、既存の手法では困難であった数百万件規模の顔データから一瞬での検索を実現したとのことだ。

    同社は、本システムは顔認証エンジン・予約管理システム・決済システム・チェックインシステム・出入り口の鍵、全てがIoTの仕組みで繋がっているとしており、今後は、顔認証のみでの店舗間移動などの、本システムのユーザビリティや機能の向上を予定している。

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