外資系企業は人気?「海外大学在籍学生の就職希望企業ランキング調査」

ディスコは、CFN会員のうち海外大学に在籍する学生(2018年9月~2020年8月までに卒業、または卒業予定)を対象に、就職希望企業ランキング調査を実施し、文理別ランキング(10位まで)、総合ランキング(20位まで)をまとめた。また、これにあわせて海外大生の就職意識に関する調査を実施した。

留学生の人気は外資系企業に集中する結果に

就職希望企業ランキングの総合1位はDeloitte Touche Tohmatsuで、2位にPwCが続き、例年留学生に人気の高い外資系コンサルティングファームが今年の1、2位を飾った。TOP20を見ても、コンサルティングファームが7社ランクインする結果となった。

同社は、TOP20にランクインした企業の多くはグローバル採用を積極的に実施しており、露出度の高さも海外で学ぶ留学生の就職先人気に反映しているとの見解を示し、また卒業後グローバルに活躍したいと考える留学生の志向がうかがえるとしている。

理想の働き方について「出世や名をあげることに興味がある」と考える留学生は7割

海外大生の理想の働き方についても質問したところ、「出世や名をあげることに興味がある」と考える留学生は7割(71.1%)を超え、「出世には興味がない」(28.9%)を大きく上回る結果になったという。

同社では、有名企業や一流企業を志望していることと考え合わせても、野心的な学生が多く、また異国の環境下であらゆる判断を下してきた彼れらは、仕事をスキルアップや更なる経験を積む場としてとらえる傾向がうかがえるとコメントしている。

一方で、理想の「働き方」をたずねたところ、「チームで取り組める仕事をしたい」という回答が7割超(72.8%)で、「個人で取り組める仕事をしたい」(27.2%)となったという。

また、「働く場所」について尋ねたところ、「海外で働きたい」(69.3%)が多数派で、「国内で働きたい」は約3割(30.7%)。同社は、日本国内にとどまらず、留学経験を活かしてグローバルに活躍したいと考える学生が多いことが読み取れるとしている。

img:CFN

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