2018年12月3日、マネックス証券は、アクティブトレーダー向けの日本株取引ツール「トレードステーション」に、新注文機能を追加したことを発表した。
今回、新しく追加した注文機能は、主要オンライン証券では初(※)となる「音声入力注文」機能に加え、機関投資家が用いてきた注文方法を簡単な操作で実現可能な3種類の「アルゴリズム注文」機能だ。
(※2018年12月3日現在、マネックス証券調べ。主要オンライン証券とは、SBI証券・カブドットコム証券・松井証券・楽天証券・マネックス証券を指す。)
追加された機能
- 主要オンライン証券初の「音声入力注文」
- 3つのアルゴリズム注文「アイス注文」「ハンター注文」「スライス注文」
- 「アイス注文」
- 「ハンター注文」
- 「スライス注文」
音声をリアルタイムにテキスト変換して注文入力を行う「音声入力注文」は、価格・株数・有効期間などに限定して提供されるとのこと。
「音声入力注文」は、Androidスマートフォンや「Google Home」のコアテクノロジーを用いた「Google CloudSpeech API」を音声認識の基盤として採用している。
アイス注文とは、株数の多い注文を指定回数に分割し、分割した数量が約定するごとに残りの数量を自動的に発注する注文方法。
これにより、出来高の少ない銘柄でも自身の注文を目立たせることなく、分割して注文を自動的に執行することができる。
ハンター注文とは、指定した価格で注文後に、指定価格の気配が出るまでは注文を待機状態にし、気配が出たら瞬時に発注するというもの。
約定しなかった数量は取り消すことが可能であるため、市場に自身の注文を残さないで済む。
例えば、流動性のない銘柄で、指定した価格で売り注文が入ったときのみ、買い注文を出したい場合に、注文を自動的に執行することができるという。
スライス注文とは、大量の注文を指定回数に分割し、自動的に発注する注文方法。アイス注文と違い、分割した注文の約定を待つことなしに一気に発注するため、手動による分割発注よりも高速な発注が可能となる。
マネックス証券は今後、銘柄検索から注文確認まで、段階的な音声入力の範囲拡大をすすめ、キーボードやマウス操作なしの完全なハンズフリーでの注文入力の実現を目指していくとのこと。
img:PR TIMES