店舗の遊休スペースで収益化。スペースシェアリング「CATALU Matching Site」

Catalu JAPANは2018年11月27日、店舗の遊休スペースの収益化を目指す店舗と自社製品の認知度向上・良さを消費者に直接伝えたい製造業者を繋ぐシェアリングサービスサイト「CATALU Matching Site」を開設し、2019年1月予定のサービス開始に向けて事前登録を開始した。

このサイトは、主に都心にある店舗の遊休スペース(棚やレジ脇、壁等)を検索し、製造業者や職人の製品を展示するスペースとして借りることができるシェアリングサービスサイトである。

製品のターゲットになる顧客層が来店する店舗に展示することにより、確実に製品を認知させることができるという。

認知からサイトへの誘導にまでつなげるサービス

厚生労働省の調査によると、製造業においては廃業率が開業率を上回っており、事業者が減少傾向にあるのが現状だ。中小の製造業事業者、特に地方事業者においてもっとも大きな課題といわれているのが販路獲得・販売拡大である。

販路獲得・販売拡大にはプロモーションが大事だ。プロモーション上、まずは認知してもらうというところがもっとも重要で、もっとも難しい要素となるという。同社はこの課題に取り組み「CATALU Matching Site」の開設に至ったという。

「CATALU Matching Site」は、製品と同時に説明文とQRコード・NFCチップを貼り付けたボードを設置し、情報サイト・イベントサイト・ECサイトへの誘導にまでつなげる。

店舗側にとっても、展示することによる副収入はもちろん、製品展示による新規顧客の獲得、製品をきっかけにしたコミュニケーション増加によるリピート顧客の獲得など、さまざまなメリットがあるという。

製造業者側にとっては、

  1. 店舗の検索

    店舗の位置、外観・内装などの雰囲気、客層などから製品を展示する店舗を検索できる。
  2. メッセージのやり取り

    店舗と製品や展示内容等について、メッセージのやり取りをすることができる。
  3. 外部サイトとの連動

    QRコード・NFCチップからリンクさせる事ができる外部サイトを設定できる。
  4. 効果の見える化

    製品単位で特定期間や展示店舗ごとのアクセス数について随時確認することができる。

また、店舗側にとっては

  1. 製品の検索

    製品を属性、テーマやターゲット顧客層等から検索することができる。
  2. メッセージのやり取り

    製造業者と製品や展示内容などについて、メッセージのやり取りをすることができる。
  3. 提案の選択

    製造業者からの展示製品提案に関して承諾、非承諾を行うことができる。
  4. 効果の見える化

    展示製品に関して特定期間や製品ごとのアクセス数について随時確認することができる。

製造者、店舗それぞれのメリットとは

また、製造業者のメリットとしては

  1. 製品の認知度が向上できる
  2. イベント・7ECサイトへの誘導が可能
  3. 製品のフィードバックが得られる
  4. 展示効果が見える

といったものがある。

そして、店舗のメリットとしては

  1. 副収入の獲得
  2. 顧客へのワクワク体験の提供
  3. 店のインテリアとしての活用
  4. お気に入りと出会い応援できる

といったメリットがある。

今後は、在住・訪日外国人消費者向けに多言語化対応機能、店舗と製造業者のコラボレーション機能をはじめ、さまざまな機能拡張を予定しているという。

img:PR TIMES

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