“勝手に”定期メンテナンスを行うAI案内サービス。JR池袋駅にて効果検証開始

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Nextremerと、JR東日本グループ(主幹事:JREロボティクスステーション有限責任事業組合、他JR東日本グループ系15社)は、AIを用いた案内システムの共同実証実験を実施することを発表した。

AI対話システム「minarai(※1)」を搭載したAI案内サービス「勝手に案内所!」シリーズを提供し、JR池袋駅に2019年1月21日(月)~3月15日(金)の期間で公共の場における効果検証を実施する。

(※1)「minarai」
Nextremerが開発・提供しているマルチモーダルなAI対話システム。AIによるユーザーの発話理解と自動応答が可能。​

同サービスは、 AI対話システム「minarai」を搭載したデジタル案内所だ。本実証実験では受話器型の筐体にシステムを搭載、話しかけるだけで施設情報や目的地までのアクセスなど、手軽に情報を得ることができる。

デジタルサイネージ版および、モビリティ版を展開しており、『ツーリズムEXPOジャパン2018』におけるデモンストレーション展示を行い、サービス開始にいたった。

 「勝手に案内所!」の“勝手に”という言葉には、導入を検討する自治体や一般企業の負担にならないよう、“勝手に”定期的なメンテナンスを行うことができるAI搭載の案内所という意味が込められているという。

実施概要は以下のとおりだ。

  1. 参加目的

    「勝手に案内所!」シリーズは、案内業務における人間のサポートをAIが実施することで、企業が抱える業務効率化や人員不足等の課題解決を目指すだけでなく、利用者の利便性を高めることで顧客満足度の向上を図る。

    また、今回の取り組みを通じて同サービスのさらなる精度向上に繋がるため、システムの安定稼働や雑音が多い公共の場での音声認識精度の検証も参加目的の一つだという。
  2. 参加経緯

    JR東日本グループが企画する「案内AIみんなで育てようプロジェクト」に他企業18社とともに共同実証実験パートナーとして選出。

上記のプロジェクトは、山手線内の複数のターミナル駅を中心に、駅および商業施設(エキナカ及びホテル等)に案内ロボットやデジタルサイネージの設置、案内チャットボットの設定を行い、駅構内・駅周辺・土産案内等を行うものだ。

プロジェクトの概要は以下のとおりとなる。

それぞれの箇所で、ユーザーからの質問に、AIが適切な回答をする。さらに質問内容をもとにAIが学習することで回答の精度を向上させ、よりスマートな案内AIシステムの構築を目指すとしている。

img:PR TIMES

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