国内最大級の社会人向け学習動画サービス『Schoo』を運営しているスクーは、法人向けオンライン学習サービス「スクービジネスプラン」を利用中の人事・研修担当者52名を対象に、内定者向け研修についてのアンケートを実施、2018年11月22日にその結果を発表した。

それによると、新卒採用を実施している企業の約7割が内定者向け研修を実施していることがわかった。

新卒採用を実施している企業の約7割が内定者向け研修を実施

現在、「売り手市場」が続いている現状において、企業が採用予定人数を減らし、入社した社員の育成にコストをかけるといった施策を進めている。

こうしたなか、スクーでは、ビジネスマナーやOAスキル、プログラミングなど幅広い職種・業界に対応した約4,700本の授業を企業・団体向けに「ビジネスプラン」を提供しているが、各企業ビジネスプラン導入目的に『内定者・新入社員のスタートダッシュのため』を挙げる企業も増えてきたという。

そこで、ビジネスプラン利用企業に対して、内定者向け研修の実態調査を実施した。

ます、この調査では「どのような目的のために内定者研修を実施していますか」と聞いた。その結果、新卒採用を実施していると回答した企業のうち、68.7%が内定者向け研修を実施していると回答した。

主な実施理由は「スキル・知識の習得(41.7%)」「社会人の心構えを持ってほしい(37.5%)」といった成果を重視する要望と、「内定者間の関係性を構築(31.3%)」「内定辞退を防ぐため(29.2%)」といった研修実施そのものに意義を見出す声がみられたという。

また、「内定者に、入社までに最低限身に付けてほしいスキル・経験はなんですか」と尋ねたところ、53.2%と半数以上の企業が名刺の渡し方、敬語といった「一般的なビジネスマナー」を入社前に身につけてほしいと回答した。

さらに、「OAスキル(29.8%)」という声もあり、「インターンなどの社会経験」と「学業に注力してほしい」という回答(両者とも21.3%)も同数あった。

そして、「入社前の内定者に実施している教育プログラムを教えてください」と聞いたところ、遠方在住や学業の関係で集合研修への参加が難しかった内定者でも、インターネット環境があればいつでもどこでも対応でき、交通費や宿泊費がかからないため比較的安価に受講できる「オンライン講座」での研修が43.5%ともっとも人気となった。

img:PR TIMES