2018年11月22日、日立コンシューマ・マーケティングと、日立アプライアンスは、見守りサービス「ドシテル」を2019年4月に開始することを発表した。
ドシテルは、離れて暮らす単身高齢者の、部屋での様子や変化をスマートフォンで確認できる見守りサービスだ。
子ども世代にとっては、親の様子がわからないことが心配事の一つとなっている。詳しい状態を確認するための、電話や訪問のきっかけになるという。
見守りサービス「ドシテル」の特徴
- 単身高齢者の部屋での様子が、いつでもわかる
- 部屋での活動の変化が見え、異変時には家族に知らせる
- プライバシーへの配慮と、厳密なセキュリティ管理
ドシテルでは、単身高齢者の部屋の壁などに活動センサーを設置する。在室状況や活動量を、24時間365日検知できる。
検知した情報は無線LANルーターを通じて、サーバーに蓄積。家族は、専用のスマートフォンアプリを通じて、単身高齢者の様子をリアルタイムで確認する。
また、日立のコネクテッド家電との連携も、検討されているという。
ドシテルでは、単身高齢者の生活リズム・活動量・睡眠時間についての情報を蓄積する。家族は専用のスマートフォンアプリを通じて、それらの履歴を確認できる。単身高齢者の活動状態に変化があれば、気づくことが可能だ。
不在や静止状態が一定時間継続した場合などには、家族に異変を知らせする機能が採用されている。
ドシテルでは、プライバシーにも配慮がなされている。活動センサーは、映像を使わずに日常生活の状態を検知する方式を採用。家族がスマートフォンアプリで確認する際、単身高齢者の映像がそのまま見えることはない。
セキュリティ管理においても、厳密な管理が行われる。検知した情報を蓄積するサーバーには、外部からの不正アクセス防止などの対策を実施する。
今後ドシテルは、2019年2月から地域や対象者を限定した先行サービスを実施。2019年4月に、新サービスのホームページや協業する法人パートナーを通じて、全国でサービスを提供する予定だ。
img:PR TIMES