総合ネットセキュリティ企業であるイー・ガーディアンは、フリーマーケットアプリやインターネットオークションなどのCtoCサービスを対象に、SNS上で違法取引の監視を行う「CtoCパトロールサービス」の提供を2018年11月19日(月)より開始した。
CtoCパトロールサービスは、イー・ガーディアンがこれまで培ってきたソーシャルメディアの投稿監視ノウハウを活かし、キーワード調査でSNS上の不正取引を検知する仕組みとのこと。
相次ぐ違法取引や、取引が実行されてからの検知では対応に間に合わなくなっていることから、取引を行う前にも監視の幅を広げ、24時間365日体制というスピーディかつ専門性の高い対応により、CtoCサービスにおける健全性や信頼性の担保に貢献したいとする考えだ。
同社では、フリーマーケットアプリやインターネットオークションなどの市場拡大が予想される一方で、誰でもアカウントを作れば取引できることから、偽ブランドや危険ドラッグ、アルコールの出品、金券を用いたマネーロンダリングなど、違法性のある取引が明るみになり、安全性が問題視されると考察している。
また、サービス運営側も監視に取り組むものの、新たなアカウントを作成し違法出品を続ける違反者と、アカウント削除で対応する運営者との間でいたちごっこが続いており、効果的な策を打てていないのが現状だ。
これまで以上に専門的な監視体制が必要とされることを背景として、CtoCパトロールサービスによる違法取引防止や信頼性向上への貢献が期待される。
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