最先端技術を活用したライブ制作事業を手がけるLATEGRA(ラテグラ)は、VR空間でのライブ演出・制作事業の開始を発表した。
それに伴い、VRライブを公演するためのライブ会場「VIRTUAL LIVE ARENA(VLA)」をバーチャル空間に建設し、2019年春にオープンさせる予定だ。
これにより、世界に向けて日本のライブエンターテインメントを発信できるようにし、VRライブという新しいライブカルチャーの拡大と浸透を図る。
VIRTUAL LIVE ARENA「VLA」とは
「VLA」とは、VR空間上のライブ会場を意味する。VLAでは、バーチャルキャラクターとコラボレーションし、ラテグラがプロデュースしたVRライブを公演する。
ライブの出演者として、国内外のトップバーチャルシンガー、バーチャルアイドル、VTuberたちを想定。また、VLAへは、VRヘッドマウントディスプレイを装着してインターネットに接続すれば世界中から誰でも参加できる。
出演者と観客が同じ空間に集まり、ライブの熱狂を共有・体験できるようにすることで、VLAを単なるコンテンツやプラットフォームではなく、「ライブに行く」という高揚体験そのものを叶える場所にするとしている。
「VLA」の展開予定
同施設によって、現実のライブでは時間・距離の問題で参加が難しい人も、時間や場所に制限されずライブに参加できるようになる。
さらに、海外ファンもライブに来場できるようになるため、全世界規模でバーチャルキャラクターライブ市場の拡大が見込める。世界市場への拡大へ向けて、まずラテグラがこれまでに多くのライブを制作してきた中国から進出を進め、順次拡大を検討しているとのこと。
さらに、将来的にはラテグラがライブ上演の技術サポートのみを行う、VLAのイベントホール事業(システムレンタル)も予定している。ライブの開催数を増やすことで、VRライブという新しいライブカルチャーの拡大・浸透を目指すとしている。
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