スポーツマーケティングラボラトリーと映像・音響システム事業を手がけるアセントは、自動無人カメラを活用して低コストで映像配信ソリューションを提供する共同プロジェクト「ウルトラ・スポーツ・プロダクション(USP)」のサービスを開始した。

USPは、AIを搭載した自動無人カメラPixellot(ピクセロット)の販売・レンタル・リースに始まり、導入・設置から番組制作、配信、運用までワンストップで提供するサービスだ。

これにより、これまで人材不足や費用面で課題とされたあらゆる試合や大会のスポーツライブ配信が可能となる。

Pixellotの特徴は、カメラマンを配置しなくても試合展開に応じて最適なカメラワークができる点にある。これは4台のカメラを1台の筐体に積むことでコートやフィールド全体を網羅し、独自のキャリブレーション技術、最新鋭の自動追従機能、そしてAI機能を搭載することで実現した。撮影された映像は様々なプラットフォームへ配信される。

これまでカメラマンや運用スタッフの不足や費用を理由として試合の撮影と配信を諦めていた競技団体、大学スポーツ団体、メディア企業に対して、USPでは用途や予算に応じた最適な映像配信ソリューションを提供できる。また、販売だけではなくレンタルプランもリリースしている。数日間や1イベントかぎりでの使用など、予算に合わせた利用が可能だ。

スポーツの成長産業化に向けたさまざまな取り組みや、SNS・インターネットを活用したスポーツライブ配信プラットフォームの整備と拡大の波を受け、USPではPixellotを皮切りに今後も低コストのスポーツライブ配信を行う。

さらに試合や練習における映像分析など、スポーツに関するあらゆる映像ソリューションを低コストで実現していくことを目指すとしている。

img:ULTRA SPORTS PRODUCTION