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2018年11月13日、ディップは、同社が運営するサイト「はたらこねっと」にて、“定年後の働き方について”のユーザーアンケート結果を公表した。
本調査で、定年後も仕事を続けたいか、定年後の再就職にどのような不安があるかなど同サイト内ユーザーについて聞いたところ、
- 定年後も「働きたい」人の割合は58%
- 働きたい理由で最も多いのは「生活費・扶養費のため」で62%
- 定年後の再就職についての不安は「年齢に適した就業先が見つかるか」が69%で1位。体力面、収入面、スキル面での不安が上位に
- 定年後の再就職への準備は「健康の維持・体力づくり」が50%で最多。その他、資格取得や貯金など
ということがわかった。
定年後も「働きたい」人の割合は58%。理由は「生活費・扶養費のため」
「定年後にも働きたいかどうか」についての質問には、回答した1,451名のうち58%が「働きたい」と答えた。「働きたくない」18%の3倍以上となる結果だ。
「働きたい」と思った理由に関しては、「生活費・扶養費のため」が62%と圧倒的に多い。2位の「社会との接点を持ちたいから」は、32%だった。
定年後の再就職についての不安1位は「年齢に適した就業先が見つかるか」
先の質問で、定年後も「働きたい」と答えた人に、定年後の再就職に向けて不安なことを聞いた。「年齢に適した就業先が見つかるか」が69%で最多となっている。
次いで「十分な収入が得られるか」61%、「自分のスキルに適した就業先が見つかるか」50%と続く。
はたらこねっとのユーザーからは、“定年後の再就職に向けて不安なこと”について、次のようなコメントがあった。
■体力面で迷惑がかからないか
- 今はまだ体力的にも大丈夫だけど、年々歳を取ると気力・体力とも落ちてくるので対応ができるか不安です。
- 知力、体力ともに衰えを受け入れつつ、職場に迷惑をかけずに仕事ができるかが不安。
- 体力的に働けなくなってしまったときのために働けるうちに稼ぎたいが、趣味や友人・家族との時間と両立できるか不安です。
■適当な働き口があるか
- 自分は体力がある限り働きたいと思っているが、受け入れてくれる会社、職場があるのか心配。
- 年齢が年齢だけに職種の数も限られているし、その中で自分のスキルを生かせる仕事が見つかるか不安。
■想像がつかない
- 60代くらいになった時の自分の健康状態や家庭環境が全く想像がつかないため、正直全部を選択したいくらい、不安だらけです。
定年後の再就職への準備は「健康の維持・体力づくり」
同じく、定年後も「働きたい」と答えた人に、定年後の再就職に向けて準備していることを聞いている。「健康の維持・体力づくり」が、50%で1位になった。
「貯金」36%や、「資格取得・スキルアップ」36%なども上位に入っている。
はたらこねっとのユーザーからは、“定年後の再就職に向けて準備していること”について、以下のようなコメントがあった。
■体力(健康)維持
- 健康を維持するために、運動を続けている。
- 健康でなくてはいけないので、食生活等には気をつけている。
- 体力が落ちないように定期的に体を動かすようにしている。また、年齢関係なく仕事が出来るよう勉強もしている。
■資格の取得
- 徐々にOAスキルが落ちてしまうので、将来AIと共存して仕事ができるくらいのスキルはつけておきたい。
- この先のために、定年後も働ける状況にしたいので資格取得や経験をアルバイトで得ようとしています。
- 定年後の働き口を増やすために、現在の職種とは異なる分野の資格取得のために勉強している。
■貯金
- 生活費を稼ぐために働くと自分も受け入れ先もプレッシャーになると思うので、生活費は貯金でまかなえるような準備はしておきたい。
- 働き口がなかなか見つからなかったとしても、ある程度余裕のある生活ができるように貯金は今からしています。