AIでテレビショッピング番組の入電件数が27.6%増加。キューサイがAIモデル「nAomIナオミ」を番組制作に導入

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キューサイは2018年11月13日NTTデータ、およびNTTデータ経営研究所とともに、テレビショッピング番組の内容から視聴者の問い合わせ電話数を予測する技術開発に取り組み、入電件数増加に成功したと発表した。

今回、視聴者が番組を視聴し、商品に興味を持ち電話をかけるまでの反応を予測するAIモデル「nAomIナオミ」を構築し、2018年7月に「nAomI」を活用して制作した番組を放送した。

その結果、従来の制作手法で同時期に放送した番組より、視聴者からの入電件数が27.6%増加することが確認できたという。


AIを利用した番組構成最適化に関する検証イメージ

以下が今回の検証内容である。

従来の制作手法で制作した番組(2番組)とnAomIが制作した番組を、同時期・同放送局で放送し、お客さまからの入電件数を比較。

AIモデル「nAomIナオミ」で入電件数が27.6%増加

nAomIを活用して制作・放送した番組と従来の手法により制作・放送した番組(2素材)を比較・分析したところ、各平均入電件数において以下の違いが認められたという。

同社では、2番組平均して27.6%増という結果となった一因としては、数千通りもの構成案を生成・評価することで、従来の方法では実現に至りづらい意外性の高い案を制作・放送できた可能性が挙げられると分析している。

今後、両社は、今回の結果にもとづき、キューサイの制作する各種の番組・広告・情報コンテンツに導入を拡大する。科学的なアプローチでコンテンツを制作できるよう技術をさらに進化させていきたいと考えているという。

img:キューサイ

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