雨に濡れると非常に不快な気分になる。ましてや、そんな気分で折り畳み傘やビニール傘を持ち運ぶと邪魔だと感じてしまうことが多い。買い物をしている時ならばなおさらだ。加えて、ビニール傘は盗まれる可能性もあることから意外と傘に関する悩みはつきない。
普段はいらないけれども、いざという時に必要になる傘だが余分に購入することはしたくないのが本音だろう。そんな傘にまつわる問題をシェアリングという形で解決するサービスが登場した。
スマホ1つで、どこでも傘を借りて利用出来る「アイカサ」12月より渋谷を中心にサービス開始決定
Nature Innovation Group(代表取締役 丸川照司)は、渋谷を中心とした都心部の駅近くの店舗やオフィスビルなどの遊休スペースに、傘のシェアリングスポットを配置した傘シェアリングサービス「アイカサ」を開始する。
アイカサは、盗難防止機能付きの特殊傘にIoTを組み合わせ、街中に配置された傘をどこでもレンタル出来て、好きな場所で返せる仕組みだ。雨の日に傘を持ち歩くという手間を省き、必要なときだけ傘を借りる事ができる。
アイカサは突発的な雨天時には借りた場所だけではなく、最寄りの傘スポットに返却することができるため、借り際に雨がやんだ時点で傘を戻すことが可能だ。これにより、手荷物を減らすことができるため、傘が邪魔になることもない。
雨がふたたび降ってきたとしても、近くのスポットに再度借りに行けばその場で使える。傘を買うよりもコストパフォーマンスは良いだろう。提携店としても傘を借りに来るついでに店舗への誘導やPRなどをすることが可能だ。
直接足を運んでくれるため、非常に貴重な機会と言えるだろう。PRの効果も提携店としても十分に狙える。
利用方法は、アイカサスポットをLINE@から検索し、傘のQRコードをスキャンすると24時間違う傘であっても利用することができる。1日70円から利用することができ、420円を月額上限の従量課金制を採用している。
カーシェアリングのように傘のシェアリングも普及するか
突然の雨に対応するために慌ててビニール傘を購入するも、帰り際に雨が止んでしまい傘を忘れるなんて経験はよくある話だ。ましてや、置いておいたビニール傘が盗まれていることも珍しくはない。
自分で傘を持つと何かと面倒なことも多いが、無いと困るもの事実でもある。その点で言えば、こだわりの傘などがなければシェアリングするのが効果的だ。
必要なときだけ使えれば十分なため、今後も利用店舗を増やしつつ傘のシェアリングはカーシェアリングと同様にメジャーなサービスとなっていくだろう。
img:PR TIMES