数億機のドローンと人間が共存する近未来動画

2018.11.1

「ドローンと共存する未来社会を創ろう」をミッションとし、ドローン関連の商品やサービスの開発提供を行うドローンネットでは、次世代のドローンシステムが活躍する近未来がテーマのCG動画を、2018年11月1日にリニューアルした「ドローンザワールド」公式サイトで初公開した。

このCG動画では、同社が研究開発するドローンドクターやソーラーパネル交換ドローン、ドローンタクシー、ドローン管制室、宅配ドローンなどが登場している。

ドローンザワールド公式サイトのURLは以下の通り。
https://drone-the-world.com

公開された動画は上記URLにて閲覧可能。興味がある方はぜひ訪れていただきたい。

2030年には全世界で数億機のドローンが毎日飛び交う

ドローンネットでは、2030年以降に技術革新によって全世界で毎日数億機のドローンが飛び交うようになると予測している。

近未来のドローンはその全てが完全自立型オートロボットであり、それぞれの地域でひたむきに働き続けるだろうとのこと。

そして、近未来に活躍すると想定されるドローンの1つが「ドローンドクター」だ。このドローンには同社が独自に開発し、次々と発売開始しているさまざまな人命救助のソリューションを搭載している。

具体的なソリューションの例としては以下があげられる。※各詳細は次項にて紹介

前述したように、ドローンドクターにはさまざまなソリューションが搭載されている。それらソリューションの役割は人命救助だけにとどまらない。ここでは、これらソリューションの詳細を1つずつ紹介する。

災害現場の状況や各種スポーツシーン、建設現場の作業状況の把握などに想定されている機能。

ドローンスコープで撮影された映像を、ドローン自身の位置情報が把握できる地図とあわせ、複数の地点へ同時にインターネット配信するシステムだ。

ドローンスコープを使うことにより、たとえば沖縄の空撮画像を約2,500km以上離れた北海道にまで簡単にライブ配信することも可能となる。

※想定される用途の例
災害現場・スポーツ・コンサート・不動産管理・インフラ点検・土木測量/建築工事の現場・太陽光パネル・警備・家屋調査など

サーマルカメラの世界シェアNo.1のFLIR社製高性能サーマルカメラを搭載。小型のドーンへユーザーが自分で簡単に取り付けることが可能だ。

標準で装備された可視光カメラとあわせ、赤外線カメラを駆使し各種点検・監視業務を行うことができる。

たとえば太陽光発電施設の呼称点検や、ビル・マンションといったコンクリート建物の外壁調査、さらには野生動物の監視調査といった足場の悪い環境において、素早く安全かつ安価に必要な作業を実行できる。河川氾濫時の遭難者探索を夜間に行うなど、防災や災害対策にも活用できる。

多発する自然災害の際、安全を確保できない危険な場所や人が入れない狭小地、さらに道路が寸断され孤立した土地などでも、簡単に撮影できるドローンへの期待は大きい。

そのなかでも、これまで難しかった夜間や早朝の暗い場所での救助活動も可能とするのがスカイサーチライト。災害対策以外のシーンでも、たとえばフェスやキャンプ場といったエンターメント分野でも活用が可能だ。

簡単な手順でインスパイアへ取り付け可能なライフジャケット投下装置（特許出願中）だ。

ドローンにより海で助けを待つ救難者の近くまで自動膨張式ライフジャケットを運搬・投下。救助隊が到着するまで、安全を確保する。

これによって水難事故のような緊急時に、上空からの救助が可能となる。ヘリコプターでも入り込めない場所での活躍、災害時や緊急時のソリューションとして自治体などでも活躍のシーンが広がる。

スカイサーチライトを搭載した別機と連携することにより、夜間や洞窟といった暗い場所で水難事故が発生した際も、強力LEDで現場を照らし、救難者を確認した上で正確な位置へライフジャケットを投下することも可能だ。

同社は “ドローンと人間が共存する未来社会を創ろう”というミッションを具現化した、今回公開されたCG動画のような景色を見る日が、もうすぐそこまで来ていると語っている。