C2C PTE. LTD.とユナイテッドウィルは10月30日、企業の社長と就活生をつなぐマッチングアプリ「社長メシ」を10月26日に正式リリースしたと発表した。
「社長メシ」は、就職/採用活動に特化したCtoCマッチングサービスだ。
社長がアプリやウェブサイトでセッティングした食事会に就活生が応募をすることで、お互い気軽な雰囲気で面談ができるサービスとなっている。
これにより、デスクをはさんだ重苦しい面接ではなく、テーブルを囲んで社長と就活生が語り合うことで、双方がより本質的に語り合い、深い理解を得ることを可能にすることが両社の狙いだ。
参加した就活生の5人に1人が内定を獲得
「社長メシ」マッチングの流れは以下のとおり。
- 【社長】アプリ上で「社長メシ」イベントを作成
- 【就活生】一覧から気になる社長メシを選んで応募
- 【社長】応募者の中から採用候補となる学生を選び応募承認
- 【社長・就活生】食事会開催
- 【社長・就活生】双方の合意により採用へ
β版では、リリースから6カ月で1,000人の学生と100人の社長がこのサービスに登録したという。そして、約200回の食事会が開催され、参加した就活生の5人に1人が内定を獲得した。
また、両社によると、このサービスは一般的な就職/採用活動のルールに縛られることがない。このため、社長と就活生双方のニーズや魅力をダイレクトに確認することができ、ミスマッチを防ぐことができるため、熱意のある学生の間でクチコミが拡がっているという。
面接という形にとらわれずざっくばらんに話す
両社によると、現在の一般的な採用活動で伝えられるのは、会社の限定的な側面のみに限られ、社長の想いや会社のビジョンまでを、十分に就活生に伝えることは難しいというのが現状だという。
また就活生にとっても、入社を希望する企業の社長に対して、自分の熱意や志を直接伝えられないもどかしさがある。
新サービス「社長メシ」は、書類選考や面接という形にとらわれず、直接会い、ざっくばらんに話すという発想から生まれた。これにより、双方の課題を解決するために最適な手段として、採用活動を行う企業から注目をされ、多くの社長が継続的にサービスを利用しているという。
現在「働き方改革」により、企業には多様な働き方が求められている。両社によると、就職活動の段階から、双方が深い理解の上で繋がることが、根本的な働き方改革へ結びつき、個々に合わせた働き方を生み出すことができると考えているという。
社長メシで使われているC2Cプラットフォームは、サービス提供者とサービス利用者のマッチングをサポートするシステムだ。
CtoCビジネスに必要な「マッチング装置」「マッチングシステム」「マッチング方法及びプログラム」で特許を取得しており、さまざまなCtoCサービスでこのプラットフォームが活用されている。
社長メシアプリではこのC2CプラットフォームのAPIを利用して、社長と学生のプロフィール、食事会情報、食事会の検索・マッチング、応募状況・評価・出欠管理を行なっている。
また、アプリ内のグループチャット機能を利用することで、スムーズで効率的な社長と学生の食事会開催をサポートし、社長と学生の出会いをセッティングしている。
社長メシは、今後も社長/就活生側に向けた機能の充実を図るほか、全国の社長/就活生に向けて積極的に営業活動を進め、熱意ある就活生と社長との出会いをサポートしていく方針だ。
img:PR TIMES