少子・高齢化や核家族化が進むにつれ、「孤独死」が大きな社会問題となっている。

内閣府の「平成29年版高齢社会白書(全体版)」によると、孤独死(誰にも看取られることなく亡くなったあとに発見される死)を身近な問題だと感じる(「とても感じる」と「まあ感じる」の合計)人の割合は、60歳以上の高齢者全体では17.3%だが、一人暮らしでは45.4%と4割を超えているという。

このようななか、WEBサービスの開発を行うダブミリは、1日5円で利用できる孤独死防止の見守りサービス「ごえん」のベータ版を提供開始した。

これは、孤独死防止の支援活動などのNPO・支援団体へは無償で提供するという。

天気予報で「起床確認」するだけ

「ごえん」は、孤独死防止の見守りサービスだ。起床確認で離れて暮らす家族を見守る。

具体的には、まず「起床確認」として毎朝起きたら、電話で今日の天気予報を聞くことをすすめる。これで、電話がないときだけ家族、友人、大家、支援団体などに連絡するという。

この天気予報は「おまけ」で、本来は見守りサービスなのだ。天気予報を聞くことで「今日も元気ですよ」と、さりげなく伝えるサービスなのである。

自分で無事を伝えるのであれば、監視されてる感じはしないからだ。

使い方は、「毎朝起きたら電話で天気予報を聞く」というだけ。「ごえん」は毎朝かかってくる電話から、平均起床時間を算出。平均起床時間から一定時間経過しても電話が来なければ、本人へ「起きてますか?」といった内容の確認電話をかける。

確認電話にも応答がない場合は、家族、友人、大家、支援団体などに緊急連絡を発信する。

また、「ごえん」は複数者を同時に見守ることができる、複数ユーザー管理機能が標準で備わっている。このため、マンション、アパートなどを管理している、大家にもおすすめだ。

事故物件など、不動産価値が下がるリスクを低減できるのだ。

画面デザインはもちろん、ワンタップでログインできる「マジックリンク(簡単ログイン)」機能など、ユーザー管理がスマホで簡単に行える。

また、姉妹サイトにモーニングコール型見守りサービスもある。本来はモーニングコールサービスだが、緊急連絡の仕組みは同じため、見守りサービスとしても利用できる。

img:PR TIMES