近年グローバル化が進み、外国で働くということも珍しい時代ではなくなった。実際外国人労働者の数は増加の一途をたどっている。

それは日本においても例外ではない。厚生労働省の調査では、外国人労働者の数は128万人と過去最高を更新した。

そのため、外国人を雇用するために行う事務手続きの数も右肩上がりに増えており、事業所数も20万ヶ所と過去最高を更新。

外国人労働者の入社手続きは、個人の在留資格により必要書類も労働条件も異なる。

煩雑かつ迅速な対応が要求されるため、事務処理の負担は非常に重たいものであった。専用のサービスもないため、すべての確認を手作業でこなしていた。

しかし、新たにアルカディア・イーエックスがこれらの負担を大幅に軽減するサービスを提供開始する。

外国人労働者雇用に特化したクラウドサービスが登場。業務の大幅な生産性向上が可能に

アルカディア・イーエックスは、日本初の外国人労働者の入社手続きに特化したクラウドシステムである『Performance Plus オンライン入社手続きシステム』(以下『入社手続きシステム』)の提供を2018年10月29日より開始する。

このシステムにより煩雑であった外国人労働者の入社手続きは、大幅に削減されることが予測されている。

この入社手続きシステムはすでに先行導入されている企業もあり、大手飲食チェーンでの導入試験にて2週間かかっていた作業を1時間まで短縮させることに成功した。

この『入社手続きシステム』は、

  • 在留資格によって異なる必要書類(平均8種類以上)を自動で判別し、100種類以上のパターンに対応
  • 雇用契約書を自動で作成しWeb上で確認・署名することが可能
  • 本社がオンラインで内容をチェック、その場で雇用契約締結・入社手続きを完了

と人事総務の業務負担の軽減とペーパレスによる生産性の向上が見込まれている。

『入社手続きシステム』の流れとしてまずは、個人情報と在留資格の入力を行い必要書類と労働条件を割り出す。管理者はその情報をもとに必要書類の提出を求めることができるため、専門知識がなくても進行できる。

また、雇用契約書も自動的にオンライン上で確認・署名が可能なため、オンライン上で情報入力から契約締結まで一括して行うことができ、負担は大幅に減らせるという仕組みだ。

入社手続きの未来

2週間以上かかる煩雑な事務手続きが、『入社手続きシステム』により1時間まで短縮された。

アルカディア・イーエックスは、今後外国人労働者の割合が高い、宿泊・飲食サービス業や小売・製造業などに導入を推進し2020年度中に50事業所への導入を目標としている。

img:Dream News