フリーランスの働きやすさのために。日払いを可能にする金融支援サービス

昨今、終身雇用制は完全に崩壊し、ワークスタイルの多様化が進みつつある。そのなかで、自身のライフスタイルに合わせて場所や時間に縛られずに働くフリーランスが増加している。

【ランサーズ】フリーランス実態調査2018年版」によると、日本の労働力人口の17%を占める1,119万人にのぼり、その経済規模は20兆円を超えると試算されている。

しかしその一方で、フリーランスは収入面や社会的信用といった点に不安あるのも事実だ。こういった不安から、フリーランスに転身することに躊躇する人も多く存在する。

これを受け、GMOクリエイターズネットワークは、フリーランスが自由かつ安心して働けるようサポートするべく、フリーランス特化型金融支援サービス「FREENANCE」を提供開始した。

即日支払い可能なフリーランス特化型金融支援サービス

「FREENANCE」は、収納代行用の「FREENANCE振込専用口座」、請求書(売掛債権)の即日支払いが可能な「FREENANCE即日払い」、フリーランス向け損害賠償保険「FREENANCEあんしん補償」(無料)の3つのサービスを提供する、フリーランス特化型の金融支援サービスだ。

「FREENANCE振込専用口座」は、ユーザー登録するだけで開設できる、収納代行用の振込専用口座だ。

ユーザーは、「FREENANCE振込専用口座」を振込先に指定した請求書を取引先へ送付することで、すべての売上が同口座に振り込まれるため、事業収入を適切に把握することができる。

取引先から振り込まれた売上金は、「FREENANCE」が週に1回、ユーザー本人の個人口座へ振り込む。

なお、「FREENANCE振込専用口座」には以下3つの特長がある。

  1. 口座名に自分の名前をつけられる

    「FREENANCE振込専用口座」は、GMOあおぞらネット銀行のサービス「振込入金口座(バーチャル口座)」の仕組みを活用して開設される。ユーザーは、口座名義の一部に自分の名前や会社名のほか、サービス名や屋号などを設定することができる。
  2. 利用料・振込手数料が無料

    「FREENANCE振込専用口座」は、利用料も口座維持手数料も一切かからない。また、毎週1回の振込手数料も「FREENANCE」が負担するという。
  3. 使えば使うほど与信スコアがアップ

    振込専用口座への入金回数や入金額に応じて、「FREENANCE」の与信スコアがアップ。与信スコアが上昇すると、即日払いの限度額が上がったり、手数料が低くなったりするという。

請求書を買い取ることで代金を最短即日で個人口座に

「FREENANCE即日払い」は、振込先として「FREENANCE振込専用口座」が記載されている請求書を「FREENANCE」が買い取ることで、その代金を最短即日でユーザーの個人口座に振り込むサービスだ。

「FREENANCE振込専用口座」への事業収入の入金回数や入金額をもとに、「FEENANCE」が与信スコアリングを行い、与信スコアに応じた手数料を差し引いた金額を振り込む。

ユーザーは、請求書を取引先に送付後「FREENANCE即日払い」を申請するだけで、「FREENANCE」が審査を行い、最短即日で代金を振り込む。なお、即日払いの利用は取引先には通知されない。

また、これまでフリーランスにおいては、本人が相当なスキルを持っているにもかかわらず、社会的な信用を証明する手段がほとんどないことから、企業側が発注をためらってしまうケースが少なくなかった。

しかし、「FREENANCE」では、「FREENANCEあんしん補償」による補償でユーザーと発注企業を守るだけでなく、「FREENANCE振込専用口座」開設時(ユーザー登録時)には、犯罪等収益移転防止法に準じたユーザーの本人確認と専門機関による反社チェックを実施し、ユーザーが反社会的勢力データベースに掲載されていないことを証明する。

これにより、フリーランスの信用力を強化し、企業も安心して業務を依頼することができるのだ。

フリーランスの健康管理に特化したサービスも

フリーランスの不安は収入だけではなく、健康管理の問題もある。これまでは、所属組織で定期的に健康診断を受けていたものが、フリーになると自分で受けなければならず、なにかとおろそかになりがちだからだ。

そのフリーランスの健康管理に特化したサービスもある。

フリーランス総合支援プラットフォームを提供するランサーズは、Carelyを提供するiCARE、スマホdeドックを提供するKDDI、おうちでドックを提供するハルメク・ベンチャーズなどのヘルスケア企業と連携し、フリーランスのヘルスケア・健康診断サポートを開始した。

このサービスは、法務や経理などのバックオフィス機能、個人“事業主”としての経営管理、セーフティーネット、キャリアアップ教育などを対象としたフリーランスと会社員の差分をなくす新型インフラサービス群である「Freelance Basics」ヘルスケアパックに加入することで提供される。具体的なサービス内容は以下のとおり。

フリーランスの在り方に一石を投じる「FREENANCE」

フリーランスは、自由で人間関係や組織への従属がない代わりに、これまで述べてきたような多くの不安もある。特に、収入が不安定であるとともにその管理も大変だ。

フリーランスというワークスタイルが確立されていない日本に、こういった特化したサービスが展開されることで働き方の多様化が促進されることだろう。独立を志すビジネスパーソンは是非ともチェックしておきたいところだ。

img:PR TIMES

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