「日払い」で人手不足は解消する?セブン銀行やレジで受け取れる“給与即時払いサービス”

「人手不足」、この言葉はここ数年のキーワードとなりつつある。これは企業にとって深刻な問題となっており、求職者にとっては依然有利な売り手市場となっている。

企業側はこの問題解決のために、求人応募数の増加を期待し、従業員に対する福利厚生を高めることで雇用力の強化・差別化を図る企業が増加傾向にある。

その中で注目されているのが「給与前払いサービス」だ。日払いは、アルバイト情報サイトの人気検索ワードランキングの上位ワードにあがり、専用検索があるほど、求職者からは要望の多いキーワードとして認知されているという。

決済サービスを提供するメタップスペイメントは、給与即時払いサービス「CRIA(クリア)」を正式にスタートした。

企業のコスト負担実質ゼロの福利厚生サービス

給与即時払いサービス「CRIA」は、給与支給日から繰り上げて、給料日前でも、従業員の申請によって、働いた勤務実績をベースとした給与の中から一定の割合の金額を前払いでもらえる仕組みだ。

そして、企業のコスト負担実質ゼロで実現できる福利厚生サービスである。

日々働いた対価が受け取れることにより、従業員のモチベーションアップや離職率の改善が期待されているという。

その仕組みは以下のとおり。

また、アプリの特徴は、

  1. 簡単登録
  • どこでも申請可能
  • 即日受け取り可能
  • 現金の受取手段は、上の図のとおり。

    今回、メタップスペイメントは、セブン銀行子会社であるセブン・ペイメントサービスと提携合意し、セブン・ペイメントサービスが提供する「現金受取サービス」を採用した。

    これによって、従業員がCRIAで申請すると受取番号(提携先コード・お客様番号・確認番号)がアプリ上にリアルタイムに表示され、原則24時間365日いつでもセブン銀行ATMとセブン-イレブンのレジで現金を受け取れるようになる。(2018年12月実装予定)

    「日払い」が従業員のモチベーションを上げるか

    企業に務めるビジネスパーソンなた誰でも、給料日前になると財布をみながら「あと何日・・・」と嘆いたことがあるかもしれない。

    日払いと聞くと、あまりいいイメージはないと思うが、働き手にとってメリットがあるのも事実だ。前払いサービスによって、従業員のモチベーションが上がり、生産性が向上するのであれば、その導入に前向きな企業も多く出てくるかもしれない。

    img:@Press

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