日本初の「睡眠報酬制度」ーー6時間以上の睡眠で会社から報酬

「健康経営」が叫ばれるなか、企業には社員の健康に配慮した環境づくりが求められている。その筆頭にあげられるのが、人間の健康に欠かせない睡眠だ。

人間に必要な睡眠時間は、人によって異なるが、だいたい1日8時間程度とされている。しかし、忙しいビジネスパーソンなど、十分な睡眠時間が取れていないケースが今でも多い。

ところが、十分な睡眠をとることで、報酬が得られるとしたらどうだろう。

社員の睡眠に対し報酬を支払うオーダーメイドのオリジナルウエディングをプロデュースする「CRAZY WEDDING」を運営するCRAZY(クレイジー)は、科学的なアプローチで睡眠の改善に取り組むエアウィーヴの協力のもと、健康経営を推進する福利厚生制度の一貫として社員の睡眠に対し報酬を支払う日本初の「睡眠報酬制度」を2018年10月10日より導入する。

1週間に5日以上6時間以上の睡眠確保するとポイント付加



この「睡眠報酬制度」は、社員の睡眠量を可視化し決められた指標を達成した社員に対して報酬を支払う制度だ。

クレイジーは、この制度の導入により、企業として社員個人の生活習慣の改革をサポートし、社員が十分な睡眠をとることで集中力を高め、業務の生産性を向上させることを目指すという。

クレイジーは、創業当初より社員一人一人が自身に合った「働き方」や「休み方」を選択できる制度や、自然食のランチを全社員に毎日提供する制度など、“健康”を経営の最優先事項とする「健康経営」を行ってきたという。

今回の「睡眠報酬制度」は、この同社の考える「健康経営」から発想されたもの。

主な内容は、以下のとおり。

  1. 目的

    社員個人が自身の睡眠時間をマネジメントすることにより個々人のライフスキル向上及び健康促進につながり、結果として組織全体の業務生産性をあげるため
  2. 付与対象者

    1週間のうち5日以上「6時間以上」の睡眠時間を確保できた社員
  3. 計測方法

    エアウィーヴ社が開発したスマートフォンアプリ「airweave Sleep Analysis 」 (Android / iOS)を使用し睡眠時間を計測。計測結果をCVS形式でダウンロードし、専用フォーマットを会社に提出する
  4. 報酬内容

    6時間以上の睡眠を達成した日数に応じてポイント付与
  1. エアウィーヴ社との取り組み

今回の取り組みについて、CRAZY代表取締役社長森山和彦氏は次のようにコメントしている。

「これからスタートする『睡眠報酬制度』は、食事や運動と並んで大切な『睡眠』をサポートする制度です。“組織の制度”が個人の人生により良い影響を及ぼす、そんな取り組みを今後も続けていきたいと考えています。」

業績アップのためにも十分な睡眠を

1日8時間とすると、人間は実に人生の1/3を寝て過ごすことになる。

ビジネスにおいては、睡眠時間を削ってでも働くというモーレツ社員という言葉もあったように、かつての日本人は十分な睡眠もとらず、報酬を得るために働いてきた。

しかし、今回の「睡眠報酬制度」は、寝ることで報酬を得るという全くその逆の発想に基づいている。寝不足が続いては、逆に業績も悪くなる。

業績アップのためにも社員の十分な睡眠は必要なのだ。この制度の成果に期待したい。

PR TIMES

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