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デジタル広告が拡大し続けている。関連する広告費は増え続け、近い将来にテレビ広告費を上回るとの予測もある。
この流れをけん引しているのは、デジタルに慣れ親しんだミレニアル世代以下の若者たちの影響だ。
彼らはスマートフォンでSNSや動画サイトなどを頻繁に視聴し、デジタル広告に日常的に触れているのだ。
今後の消費の中心となるべき彼らの存在を企業は無視できないが、これまでの広告施策の転換に頭を悩ませている担当者も多いのではないだろうか。そんななか、ミレニアル世代に特化した広告の配信プラットフォームが新たに登場した。
ミレニアル世代に特化した配信プラットフォーム「ONE NETWORK(ワンネットワーク)」登場
動画メディアの企画・制作などを手掛けるワンメディアは、ミレニアル世代に特化した広告の配信プラットフォーム「ONE NETWORK(ワンネットワーク)」をリリースした。
このプラットフォームではユーザーのタッチポイントが分散するなか、ONE MEDIAが制作するユーザーフレンドリーなクリエイティブを、オンライン・オフライン関係なく適切な配信チャネルに展開できる。
アドネットワーク媒体・配信先が不明な媒体への配信は禁止されている上、確実に把握できる配信先にのみ広告の展開を行う。
これによってブランド価値を落としてしまうような配信先での広告掲載を防ぐことが可能で、広告主は安心して出稿できるというわけだ。
思うようなデジタル広告の配信が実現できず思い悩んでいた企業にとっては、注目のサービスだ。
マーケティング施策が多様化するなか、ONE NETWORKがリリースされた背景
昨今ではミレニアル世代やそれより若い世代を中心に、日常的によく接するメディアがテレビからスマートフォンへシフトしている。
この時代の流れに対応し、ブランドの認知率を高めるためのマーケティング施策も多様化しつつある。そんな中、企業はミレニアル世代をはじめとした若い世代へ情報を届けるのが難しくなっているのが現状だ。
ONE MEDIAには、ミレニアル世代へ効果的にアプローチできるクリエイティブの設計から配信チャネルの設定、運用・効果検証までワンストップで対応してもらえないかという意見も届いているという。
ONE MEDIAではこれら広告主のニーズに応えるために、ミレニアル世代のための配信プラットフォーム「ONE NETWORK」を設計したとのことだ。
企画・制作から配信までワンストップで対応。ONE NETWORKの特徴と利用フロー
まずONE NETWORKの特徴として主に以下3つがあげられる
▽クリエイティブの企画・制作から配信に至るまでONE MEDIAがワンストップで対応
ONE NETWORKではクリエイティブの企画・制作から配信チャネル選定、配信、さらには効果検証までをONE MEDIAが一元的にカバー。これにより広告主のニーズ・要望に合わせたクリエイティブと配信設計が可能となる。
▽マスと同等の規模感のリーチを実現
ONE NETWORKでは、オンライン・オフライン関わらず広告主のブランド価値向上につなげられるような配信先へ広く配信が可能。マスに引けを取らない規模のリーチを実現する。なお具体的な配信先としては以下があげられる。
- オンラインの配信先
Facebook、Twitter、Instagram(Feed,Stories,IGTV)、ONE MEDIA PMP※現在構築中
- オフラインの配信先
山手線まど上チャンネル、その他デジタルサイネージ枠
▽アドフラウド対策
広告費を稼ぐ目的で、botなどを使い、広告主にとって利益のないインプレッション・クリックを行うアドフラウド対策にも対応。
最近問題となっている違法サイトなど、アドフラウドの不安がある配信先やブランド価値を貶めるような配信先へ、ONE NETWORKでは広告が掲載されない枠組みとなっている。
また配信先をコントロールする機能も備えており、広告主は安心して出稿できる。
デジタル広告は、今までの広告と同じ方法論を適用することができず、専門家の力を頼ることなしに適切に実現するのは難しいだろう。
上述したアドフラウドやブランド価値を損なう配信先の除外するための対策も確立しているわけではない。そんな中で、特にデジタルに慣れていない企業にとって、ONE NETWORKは強い味方になってくれそうだ。
一方、ONE NETWORKの大まかな利用フローは以下のとおり。
- 広告主の要望に基づいたクリエイティブの企画・立案
- 配信チャネルの選定・プランニング
- クリエイティブの制作
- 自社トレーディングデスクによる広告の配信と運用
- 効果検証とレポーティング
- 改善案をもとにした配信
今後は多彩な配信先を順次追加予定
ONE NETWORKは今後の展望として、SNS以外にも、ミレニアル世代に指示されているウェブサイト・オフラインのサイネージ枠といった配信先を順次導入していくとのこと。
ONE MEDIAが制作したクリエイティブをオンライン・オフラインへ配信し、ミレニアル世代はもちろんのこと、より多くのユーザーの心に届くプラットフォームを目指すと語っている。
ミレニアル世代に届く広告サービスの活発化に期待
デジタル広告が誕生してすでに長い時間が経過しているが、デジタルやスマートフォンに慣れ親しんだミレニアル世代以下の若い世代の登場で、昨今その重要性が飛躍的に高まっている。
一方で、この記事でも触れたようなアドフラウドや違法サイトへの配信など、実践する際には注意すべきポイントも多い。
そのなかで、今回紹介したONE NETWORKのようなデジタル広告に慣れない層も頼りにできるようなサービスが多く誕生し活発化することが期待される。
img:PR TIMES