生き残るSNSとサービスが終了するSNS。各世代の歴代SNSを調査。

現代人にとってSNSは、仕事でもプライベートでもなくてはならないものとなった。当たり前となったSNSを、もはやチェックしない時間がない人のほうが珍しいかもしれない。

そんなSNSも、昔は使っていたが今はサービスが終了してしまった懐かしのSNSというものも存在する。それとは対照的に、世代の価値観と共に変化し、新たなSNSサービスも生まれてきている。

歴代のSNSに各世代はどのようなものを使ってきたのだろうか。SNSの歴史の調査からみていこう。

テスティー、「歴代SNS」に関する調査を実施

株式会社テスティーは10代~40代までの男女1,367名を対象にして歴代のSNSに関しての調査を行った。調査内容は以下のとおりである。

  1. 歴代SNSの利用経験と現代の利用率
  2. 年代別復活してほしいSNS
  3. SNS上で起こったエピソード

歴代SNSの利用経験としては、「mixi」は10代、40代よりも20、30代の利用率が高い傾向があることが判明した。「mixi」のリリース開始が2004年であり、当時はTwitterもFacebookも日本には上陸する前であり、「mixi」「GREE」「前略プロフ」が主流SNSであった。

現在の20代は「前略プロフ」の利用経験が高いことも確認された。サービス当時は中高生だったこともあり、ガラケーとの相性がいい「前略プロフ」は非常に人気を博していた。

全世代の中で使用率の高いSNSは「Ameba」で4割を超えた。幅広いサービスの展開や簡単に個人ブログが解説できることもあり、今でも根強い人気が残っているようだ。

主要SNSとも呼ばれる「LINE」「Twitter」「Instagram」「Facebook」に関しては、「LINE」は手軽な連絡手段としてその地位を確立した。今では利用率は全年代で9割に上る。

若年層には「Twitter」「Instagram」の人気が高く、20代~30代には「Facebook」が人気の傾向が強い。やはりビジネス面での活用も多いことが影響しているのだろうか。

復活してほしいSNSをインタビューすると、短時間の動画共有サービスの「Vine」が10代に、「前略プロフ」は20代、30代は「ゆびとま」「友達ネット」などが挙げられた。

SNSのエピソードでは普段なら巡り会えないような人たちと意見交換することができること、遠くに住んでいる友達に近況を報告できることなどという意見が多かった。

※「TesTee(テスティー)調べ

SNSが再び見直されることはあるのか

インターネットの発展ともにSNSの形やプラットフォームは進化し続けている。

それぞれに新しい特徴とテクノロジーが導入され、使いやすく便利なものになっている。今後もユーザーの価値観の変化が訪れたときに、新しいSNSがきっと登場するだろう。

常にユーザーのニーズに応え続けられ、柔軟な変化ができるSNSが今後シェアを拡大してくのかもしれない。

img:PR TIMES

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