昨今、飲食チェーンやコンビニエンスストアでは、人材の確保に苦しんでいる。
その要因として、働き方の多様化や労働人口の減少があげられ、今後も加速することが見込まれる。
この問題を解決するべく、外国人労働者に焦点をあて、ある企業がユニークな試みを行おうとしている。
フィンテックを活用した給与即日払いサービスを提供している『株式会社ペイミー』は、『株式会社セブン・ペイメントサービス』が提供している「現金受取サービス」を活用した前払い給与の即日払いサービスを開始した。
給与即日払いを可能にした「ペイミー」とは
ペイミーは、「資金の偏りによる機会損失のない世界を創造する」をミッションに、給与の自由化を促進する給与即日払いサービス「Payme」を提供している。
わかりやすいUI・UXを実現させ、飲食チェーン・人材派遣など160社以上と契約を結んでいる。サービス労働力が不足している企業や20代から支持を集めている。
銀行口座開設不要の現金受取サービス
Paymeから現金受け取りの申請ができ、メールに送られてくる受取番号をセブン銀行ATMに入力すると紙幣を受け取ることができる。
また、セブン銀行ATMから発行されるバーコード付きのレシート(ご利用明細票)をレジへ持っていくと硬化の受け取りが可能。1,000円未満の受け取りの場合は、「nanaco」へのチャージやセブンイレブン記念財団への募金ができる。
外国人労働者の利用拡大へ
ペイミーが提供している前払い給与の即日払いサービスは、銀行口座を介さないので、企業によるお客さまの情報の収集・管理が不要である。また24時間365日利用でき、好きなタイミングで働いた分の前払い給与を受け取ることを可能にした。
日本国内での口座開設には、一定のハードルがある外国人労働者や、1日のみの超短期アルバイトなどへの前払い給与の支払いをスムーズにする。
人手不足の解消に繋がる
飲食チェーンや人材派遣業などでは、深刻な人手不足の問題を抱えている。ペイミーが提供する前払い給与の即日払いサービスは、それらの問題を抱えている企業の一助を担うことだろう。
日本には多くの外国人労働者がいるが、口座開設の問題があり、働きたくても働けないという現状がある。ペイミーのサービスは、給与受取りの際に銀行口座を介さないので、外国人労働者には嬉しいサービスといえるだろう。
今後は、ペイミーのサービスを介して、多くの外国人労働者が飲食チェーンや人材派遣で活躍する機会が与えられ、国内の人材不足は和らぎ、なおかつ言葉の壁がぬぐいきれないインバウンド対応にも貢献してくれることだろう。
img:PR TIMES