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車に家にデータ通信にと、以前は個人で保有していたものをシェアする時代が訪れていることを実感している人は多いだろう。しかし、多くの場合、シェアする相手が他人であるため、トラブルへの不安を持つ人も多いのではないか。できれば、相手は友人などの知人であれば言うことはない。
今回、荷物の個人間シェアサービスLocarry/ローキャリーは、友人間で所持品を無料で貸し合うための追加機能を実装した。
近所の人や友人と気軽に貸し借り可能
Locarryは、世界初の「荷物の個人間シェアサービス」。2018年8月にベータ版を開始して以降、旅先で荷物を借りて手ぶら旅を楽しむため、あるいは友人と所持品をみせ合い、貸し借りする際等に利用されている。
アジアなど、海外での登録も増加しているため、海外旅行でも利用可能だ。
しかし、ユーザーより「旅行以外でも、近所の人や友人と気軽に貸し借りをしたい」との声が多く、今回以下の機能を実装した。
機能1:Facebook連携機能
LocarryユーザーはFB連携をすることで、同じくLocarry上でFB連携している友人を検索できるようになった。
機能2:貸出スタンスの表示
ユーザーは、貸し手として以下の貸出スタンスを選択し、他ユーザーに明示できるようになった。
- 初見さんにも貸出→海外の旅人含め、知人以外の貸出申請を承認する可能性がある旨の意思表示
- 友人や紹介のみ→友人や、知人の紹介者にのみ貸出を行う意思表示
これにより、知らない人に貸し出すのは不安な人でも、気軽に知人へ向けて出品したり、アイテムセット作成を楽しめるようになる。
Locarryでは、所持品の掲載後にドラッグ&ドロップでそれらを組み合わせ、誰でも簡単にオリジナルコーデやアイテムセットを作ることができる。
貸し出すモノもユーザー次第で、お気に入りのドレスコーデやカメラセット、ハロウィンコスまで、自身を表現できる荷物セットを作成できる。
荷物を扱うシェアリングサービス
Locarryに類似したサービスとして有名なのは「Omni(オムニ)」だ。Omniは、「レンタル倉庫サービス」といえる。しばらく使わないであろう荷物を段ボールに収納し、倉庫に預けることができるのだ。
Omniが類似サービスと異なる点は、倉庫に格納した私物を、他人に有料でシェアすることができる点にある。部屋に置けない私物を倉庫に格納しておくだけで、お小遣いが稼げてしまうのだ。
アカウント登録をして、パッケージングした荷物の配送が完了すると、格納した荷物一つひとつに貸す・貸さないかを設定できるようになる。貸すことのできない大切なものは“Personal”、Facebookと同期した友人にのみ貸すことができるものは“Friends”、他人に貸してもよいものは“Everyone”といった具合だ。
また、寺田倉庫が提供する「minikura」の派生サービスである「minikura teburaTRABEL」は、旅行にいく際に必要なものを選定し申し込むと、旅行先まで専用のスーツケースに入れて届けてくれるサービスだ。
旅行が終わると返送が可能で、洋服などはクリーニングされ、大切に保管される(要追加料金)。サービス名のとおり、「手ぶらで旅行ができるサービス」だ。
シェアリングに付きまとう不安を解消
Locarryの最大のポイントは、シェアリングサービスに常に付きまとう「他人との貸し借りに伴う不安」を軽減した点だ。友人に限定できることで、今までシェアリングサービスに懐疑的だったユーザーの利用するきっかけにもなるだろう。
シェアリングサービスには他にも、保険・補償制度をどうするかといった課題があるが、ますます市場が拡大してくことは間違いない。今後も新しい形態のサービスが登場してくるに違いない。
img:PR TIMES