SNSの浸透とともに、同じ目的や趣味をもった人間の集まりである「コミュニティ」がさまざまな分野で登場している。それは単なる友人の集まりからビジネスを目的としたものまで、多岐に渡っている。

今回、株式会社circrewは、家でも会社でもない第3の居場所/複業コミュニティサービス「サークルー」をリリースした。(circrewティザーサイト/circrew本サイト

誰でも気軽にコミュニティを作れるサービス


【PR動画】circrewサークルー〜家でも会社でもない好きでつながる第3のコミュニティ〜

サークルーは家でも会社でもない好きな趣味や複業で繋がる第3の居場所を目指したコミュニティサービスだ。今回はWEBサービスで公開し、会員登録とコミュニティの募集を開始した。

サークルーとは、「ダンス部」「釣り部」「同世代起業家飲み会」「ママ活会」など、自分の好きな活動をテーマに、コミュニティを作成し、参加者から部活費用を集め、オフ会、会議、イベント、飲み会、打ち合わせ、会費などに活用できるコミュニティサービスである。

インフルエンサーや、有名人でなくとも誰でも気軽にコミュニティを作れるサービスが特徴だ。大学のサークルのように身近で、crew=仲間を大切にするサービスでありたいと思い、サークルーと名付けたという。

サークルーの特徴は、誰でも気軽に好きなテーマでコミュニティを立ち上げられることだ。参加人数と月額会費を設定して、知人、知人の知人を集めることができる。参加費×参加人数のうち手数料17%を引いた会費がコミュニティの収入として入る仕組みだ。

現在、6人に1人がフリーランスになる時代のなかで、会社や家へのアイデンティティが薄い、社会的にモラトリアムな大人たちが増えてきているという。

このため、もう一つ自分の拠り所となるコミュニティを欲している人たちが増えている。また、同社代表の遠藤氏自身も、起業をしてから1日中誰とも話さずにカフェで作業をするなかで孤独や所属欲求を意識するようになり、サービスを開発に至ったという。

「リアルの場」で繋がる機会を提供する「Meetup」

同じようなサービスとしてオフラインコミュニティプラットフォームとして「Meetup」がある。これは、スポーツや料理、プログラミング、外国語学習など、目的に合わせたグループやイベントを作成・検索できるプラットフォームだ。

2002年にニューヨークで設立され、現在のユーザー数は3,500万人を超える。1日におよそ15,000件のMeetupイベントが開かれているという。

「Meetup」が重視してきたのは、メンバーが「リアルの場」で繋がる機会を提供することだ。この背景には、共同設立者のScott Heiferman氏が2001年に同時多発テロで得た体験があるという。

しかし、あくまで“オフライン”のコミュニティにこだわる「Meetup」の成長は決して目立つものではなく、ここ数年は財政的にも厳しい状況が続いていたという。

ところが、2018年に入り、世界16カ国56都市に拠点を持つコワーキングスペース『WeWork(ウィーワーク)』に買収された。これは、独立を保った上での買収ということで、これを機に「Meetup」はコミュニティ支援に紐づく機能の拡充に向けて舵を切った。今後の目標は「3,500万人のプラットフォームから、10億人が使うサービスへの成長」だという。

コミュニティを心の拠り所とする人が増加

FacebookをはじめとするSNSのコミュニティは若年層を中心にもはや我々の生活に欠かせないものとなっているといっても過言ではないだろう。

洋の東西を問わず、コミュニティに自分の拠り所を求めている人が増えているのは事実で、サークルーのようなサービスは今後ますます増えていくだろう。

img:PR TIMES