サービスや商品を利用した期間によって料金を支払う定額制のいわゆる「サブスクリプションサービス」が流行している。ソフトウェア・音楽・動画などのデジタルコンテンツはもちろんのこと、サブスクリプションサービスがより一般化しているアメリカでは、映画や音楽の見放題といったサービスも登場している。

そんな中、誰でも簡単に月額定額のサブスクリプションサービスを始められる新しいビジネス向けプラットフォームが登場した。

5分で月額定額サービスが展開できるサービス「TEIGAKU」の企業向け事前登録開始

ECサイトの企画・開発・運営を行う合同会社TEIGAKUでは、2018年11月15日(木)から、月額定額サービスマーケットプレイス「TEIGAKU」の企業に向けた事前登録を開始すると発表した。

TEIGAKUでは、企業の月額定額サービス導入の支援をする。TEIGAKUを利用することで、ネットで注文を受け商品を発送するサービスはもちろんのこと、実店舗へ訪れる顧客向けの月額定額サービスまで誰でも簡単に展開できるという。また多くのユーザーが集まっているTEIGAKUのマーケットプレイスへ出店することにより、顧客の流入も見込める。

一口にサブスクリプションサービスの展開といっても、一般的な商品やサービスの売買と注文の受付方法や課金方法がまるで違うため、導入には手間がかかるし、サービスの提供形態によってはそれなりの専門知識も必要になってくる。

その支援を行ってくれるTEIGAKUは、これからサブスクリプションサービスを始めたいと考える企業にとって力強い味方になってくれそうだ。しかもECサイトだけでなく、実店舗での展開も可能ということになので、幅広い企業がTEIGAKUを活用できると想定される。

TEIGAKUでは現在、下記の事前登録ページから企業の登録を受け付けている。

企業向け事前登録ページURL

事前登録した企業には、サービス開始時に合同会社TEIGAKUより連絡を行うとのこと。

出店から顧客管理・分析までオールインワンでサポート

TEIGAKUは、サブスクリプションサービスを始めたい企業を支援するールインワンECプラットフォームだ。サブスクリプションサービスの運営にかかわる全てをサポートする。具体的なTEIGAKUの提供機能として、以下があげられる。

  • マーケットプレイスへの出店
  • クレジット決済
  • 配送のサポート
  • 実店舗でのサービス提供
  • 顧客管理・分析

出店から決済・配送さらには分析までオールインワンでサポートしてくれて、しかもすぐにサービスを開始できるというのだから、今までサブスクリプションサービスを展開したことがない企業にとっては心強い限りだろう。

TEIGAKUではサービスの提供例として「お酒の月額定期便」「スーツの月額定額レンタル」などをあげている。冒頭にも述べたように、サブスクリプションサービスというとソフトウェアや音楽・動画といったデジタルコンテンツの提供を思い浮かべる方も多いだろうが、さまざまな業態で展開が可能だ。

定額で毎日1杯の乾杯ドリンクが無料で飲めるサービスも

サブスクリプションサービスの例として、定額で毎日ドリンク1杯が無料となる乾杯ドリンク提供サービス「GUBIT」について紹介したい。

GUBITは、会員登録の上で月額980円(税抜)のプランを購入することによって、専用アプリ(iOS・Android)上に掲載された加盟の飲食店であればどこでも毎日1杯のドリンク提供を受けることができるサービスだ。現在首都圏エリアでサービス提供しており、準備が整い次第、対象エリアを拡大するとのこと。

GUBITでは、各加盟店でどんなドリンクが提供されるのか、ユーザーは事前にアプリから写真付きで確認することができる。ユーザーは気分や好みによってドリンクやお店を選べるわけだ。しかもビールとハイボールは、ブランドや銘柄についてもアプリ上で確認できるという。

なおGUBITに加入するにあたり、飲食店側には初期費用や月額費用などは一切かからない。代わりにユーザーへのドリンク提供数に応じたインセンティブが提供されることになっており、コストをかけず来店頻度のユーザーへアプローチできるわけだ。

サブスクリプションサービス自体を自社の売上として期待するのでなく、マーケティングの一環としても活用できるという好例と言えるだろう。サブスクリプションサービスには、多様な可能性が考えられる。

ちなみにGUBITも、前述のマーケットプレイス「TEIGAKU」にて展開されているサービスの1つだ。

国内でサブスクリプションサービスが活発化するきっかけに

車や住宅のシェアリングサービスにもみられるように、多くの人の興味はモノを「所有」することよりも、便利に「利用」や「共有」することにとって変わってきている。映画のDVDや音楽のCDなどを高いお金を払って所有するより、月額定額の安価なサービスを利用したいと考える人が増えたことが近年のサブスクリプションサービス興隆の一端だろう。

今や企業にとって、サブスクリプションサービスは無視できないサービス形態だ。そんな中、サブスクリプションサービス展開をオールインワンでサポートする TEIGAKU は、国内でサブスクリプションサービスが活発化する1つのきっかけになってくれることを期待したい。

img:PR TIMES