「働き方改革」が世間に普及し、フリーランス活動や副業を行うビジネスパーソンが増加傾向にある。そして他の世代とは異なる労働価値観をもったミレニアル世代が今後の労働市場の中心になりつつある。
今までにない変化が起きている社会的背景のなか、ミレニアル世代は働くことについてどのような考えを持っているのだろうか。
ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリーは、会社訪問サービス「Wantedly Visit」内の投票機能を活用し、ユーザーの仕事に関する意識調査を実施した。
結果、回答者の8割を超える20代〜30代のユーザーは、給与や昇進よりもやりがいや自由を求め、下積みも重要と捉える傾向にあることが明らかとなった。
給与よりやりがいの方が大切と答える学生が多数
2,965件の回答があり、57.47%が「やりがい」の方が大事と回答している。なかでも、学生回答者の62.01%が「給与」よりも「やりがい」が大事と回答しており、学生のうちに働く経験を積んでいるからこそ「やりがい」を重視する傾向にあるのではないかと考えられる。
8割の学生が昇進よりも自分の自由が大切と回答
3,896件の回答があり、 82.98%が「自由」の方が大事と回答している。性別で比べてみると、男性の79.68%が「自由」を選択しているのに対し、女性は87.71%が「自由」を選択しており、女性の方が「昇進」よりも「自由」を重んじる傾向にあることがわかった。
マイナスなイメージの強い下積み経験も重要と回答
4,077件の回答があり、69.05%が「下積みは重要」と回答している。ネガティブなイメージが強い「下積み」ですが、予想に反して「下積み」が大事であるという意見が上回った。
自分らしさを尊重できる社会に
最近では学生の頃から実務を経験できるインターンシップや、ベンチャー・スタートアップの募集が多く掲載されていることから、しっかりと経験を積むことを重視する傾向が強まっていると考えられる。
また多様な働き方をする人が有名になっていることもあり、より自分らしさを追求していく若者が増えていくのではないだろうか。
img:PR TIMES