ヒートアイランド現象や異常気象の影響を受けてか、このところ、夏は異常に暑い。特に2018年の猛暑はひどい。全国各地で連日35℃以上を記録し、熱中症による死者も多数出ている。
こう暑いと、気になるのが汗による体臭だ。特に汗かきの人は、人ゴミや電車内などで気になって仕方がないのではないだろうか。
そんな人に朗報だ。オドレート株式会社は、クラウドファンディングサービス「Makuake」にて実施中の、体臭をみえる化!ニオイの悩みを解消する体臭測定キット「odorate(オドレート)」のプロジェクト目標金額を開始から約4時間で達成したと発表した。
体臭を「みえる化」する新しい体臭測定サービス
オドレート株式会社は、クラウドファンディングサービス「Makuake」にて、2018年8月29日より、体臭をみえる化!ニオイの悩みを解消する体臭測定キット「odorate(オドレート)」の先行予約販売を開始した。
odorateは分析化学のスペシャリストが専門分析機器で体臭を測定し、体臭を「みえる化」する新しい体臭測定サービスだ。
このキット「自分の体臭が気になるけど、何をすればいいのかわからない」という人に向けたものだ。odorateの名前は、odor(ニオイ)とrate(評価する)をあわせた造語である。自分ではわからない体臭を測定によって客観的に評価し、体臭の悩みを解消したいという思いが込められているという。
キットの内容は、Tシャツ、臭気物質吸着材、返送用バッグ、返送用封筒となっている。
具体的にどう体臭測定するかというと、まず、測定キットに入っているTシャツを24時間連続で着用する。次に、測定終了前の5時間は付属の臭気物質吸着材を胸、背中、両脇の4カ所に装着する。この吸着材は1円玉の1/4ほどの大きさで、薄さも1円玉以下なので、日常生活の邪魔にならない。
そして、Tシャツと吸着材を返送用バッグに入れ、オドレート株式会社の研究室に返送する。その後、1週間で測定結果が出るという。
測定できるのは、加齢臭、ミドル脂臭、汗臭、ワキガ臭から、名前のないちょっとしたニオイまで幅広い体臭の分析を可能にした。
数値データと人間の嗅覚による感じ方を合わせる
分析は専門の分析機器と人による嗅覚測定の両方から行う。同社によると、機器だけでなく人の嗅覚を使うのは、現在の技術だと機器は「人間がそのニオイをどう感じるか」までは分析が困難だからだという。
既存の体臭測定サービスや体臭チェッカーは特定のニオイしか判定できない、人がどう感じるかまではわからないものがほとんどだ。
これに対し、odorateでは、分析機器による数値データと人間の嗅覚による感じ方を合わせ、より具体的に体臭分析を行う。数値だけでなく「自分のニオイを周りがどう感じているか」までも結果として伝え、悩みの解決をサポートする。
同社は、また、odorateの他にも、体臭に関する情報を発信するwebサイト「体臭ラボ」の運営を行なっている。今後はodorateを用いて「肉を食べると臭くなるってホント?」のような体臭に関するさまざまな説の検証を行い、検証結果を体臭ラボで発信するという。
自分ではわからないからこそ気なる体臭の悩みを解決
筆者は子供のころから発汗がひどく、夏になるとすぐに全身汗まみれになり、体臭に悩んできた。加えて、加齢のための体臭も気になる年齢になってきた。こういったことで、悩んでいる人は多いだろう。特に女性であれば、その悩みは大きいはずだ。
人間は自分では自分の体臭がわからない。だからこそ、気になるのだ。Odorateのようなサービスの登場を待っていたという人も多いだろう。
今後はその解消法などが登場することによって、さらなるユーザーニーズを満たす未来がくることを期待したい。
img:PR TIMES