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スマホやカード1つで決済ができる“キャッシュレス”という概念は、今や中国や先進国では当たり前の光景になりつつある。一方、日本は先進国の中でキャッシュレス化が遅れており、キャッシュレスサービスを展開する企業は普及方法を模索している状況である。
このような現状を打破すべく、『Amazon』は、8月29日より実店舗での「Amazon Pay」によるスマート決済を開始した。
実店舗において「Amazon Pay」によるスマート決済がついに実装。
今回、スマートフォンにダウンロードしたAmazonショッピングアプリに表示される「QRコード」を使って、実店舗でのAmazon payによる支払いが可能となった。
Amazon payは、2015年5月にAmazonアカウントに登録した配送先・クレジットカード情報を利用し、Amazon以外のECサイトで買い物ができるサービスと事業を開始した。現在では、数千社以上の販売事業者が利用している。
実店舗の例としては、以下になる。
- 飲食店
- 美容院
- 衣料品店
など、利用することが多い実店舗で支払いが可能となった。また、Amazon payによりAmazonアカウントで購入できる商品やサービスの拡大を狙っている。
Amazon payを使った実店舗でのスマートフォン決済方法
Amazon Payを使った決済方法は以下になる。
- Amazonショッピングアプリを開く
- メニューを開き、「プログラム特典」をタップする、そして「すべてを見る」を開く
- Amazon payを開く
- 店頭の対応端末から、QRコードを読み込む
- 支払いが完了、支払い完了通知がメールで届く
上記の手順を踏むことにより、登録されている実店舗では決済が可能となる。
現在、実店舗でのスマートフォン決済は、株式会社NIPPON PAYの完全子会社、NIPPON Tablet株式会社のタブレット端末が設置されている店舗で利用できるようだ。
実店舗は、キャッシュレス対応が必須条件
昨今では、多くの実店舗でキャッシュレス対応が進んでおり、LINE Payや楽天Payなどのサービスも展開されている。
しかしキャッシュレスによってユーザーの利便性は格段に上がっているものの、世間の現金離れが進んでいないのが現状だ。
今回、Amazonが開始する「Amazon Pay」が、どこまでキャッシュレスを日本国内に波及できるのか、今後の動向に注目したい。
img:Amazon