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大人になってからさまざまな習い事を始める人が増えている。フィットネスやオンライン学習の英会話など、関連する広告をみかける機会も多い。働き方改革の一環として、国としても「リカレント教育」に注目している。
そんな中、大人たちなぜ習い事をはじめ、実際どんな習い事に人気が集まっているのだろうか。またオンライン学習というかたちをとった新しい習い事は、今の大人たちにどの程度浸透しているのだろうか。
大人になってから習い事を経験した人は4割。スキルアップを理由にあげる人が6割。
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インターネットを使ったマーケティングリサーチを得意とする株式会社マクロミルでは、2018年7月、全国の男女10,000人に大人になってから習い事をした経験があるかを、またそのうち現在習い事をしている男女1,000人に習い事サービスの利用状況を聞いた。
その結果、大人になってから習い事の経験があると答えたのは全体の39%にのぼり、現在も継続中と答えたのは16%だった。大人になっても習い事で何かを学びたいと考える人は多いようだ。
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では、大人が習い事を始めるのはなぜだろうか。 現在習い事をしている男女1,000人に聞いたところ、最も多かったのは「スキルアップ・自分磨きのため」(62%)で、「あたらしいことを始めたくなったため」(38%)、「息抜き・ストレス解消のため」(34%)、「生活を充実させるため」(32%)がそれに続いた。
高い意識をもって習い事にのぞむ大人や、今の生活を変えるために習い事をはじめる大人が多いことがわかる。
「スポーツ・フィットネス(37%)」が最も人気の高い大人の習い事
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それでは大人はどんな習い事を選ぶことが多いのだろうか。現在習っている習い事の種類を聞いたところ「スポーツ・フィットネス(ゴルフ、テニス、ヨガ、トレーニングなど)」(37%)が最も多かった。次に「語学系(英会話、その他言語)」(23%)や、「音楽系」(15%)が続いた。大人は、さまざまな種類の習い事に取り組んでいることがわかる。
習い事にかける金額は、毎月10,000円未満の大人が7割
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次に習い事にかける1ヵ月当たりの金額を聞いたところ、「3,000円~5,000円未満」(32%)、「5,000円~10,000円」(32%)が最も多く、10,000円未満は全体の約7割に上った。一方、全体の平均金額は8,283円だった。習い事をするにしても、手ごろな価格で利用できるものを選ぶ傾向にあるようだ。
習い事を知った方法は、男性は「インターネット検索」、女性は「口コミ(友人など)」が最多
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現在の習い事をどのような方法で知ったか聞いたところ、男女で大きな差があった。まず女性の1位が「友人や家族、親戚からの口コミ」(44%、男性は29%)だったのに対し、男性の1位は「インターネット検索」(36%、女性は22%)だった。
男性はインターネットから自分で習い事を探す傾向が強いのに対し、女性は他の人のクチコミを重視する傾向がみられる。男女の性格の特徴の差をあらわすようで興味深い。
オンラインの習い事を経験したことがある大人は15%
同調査では、オンラインの習い事に関しても経験有無などを聞いた。最近では、インターネットを介して自宅で授業を受けられるオンライン英会話やeラーニングのようなサービスが増えている。
大人になってから習い事を経験したことがある3,902人に対し、オンラインの習い事経験の有無を聞いたところ、経験があると答えたのは15%にとどまった。習い事の種類は、「語学系(英会話、その他言語)」(48%)が最も多く、「資格取得系(簿記など)」(30%)や「PCスキル系」「ビジネススキル系」といった学習系の習い事が上位に並んだ。
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くわえてオンラインを選んだ理由に関し、利用率の上位3種類の習い事(「語学系(英会話、その他言語)」「資格取得系(簿記など)」「PCスキル系(パソコン入門、エクセル、プログラミングなど)」)ごとに聞いた。結果、どの種類でも「好きな時間に受けられるから」が最も多く、「教室まで足を運ばなくて良いから」のような利便性に関する回答が上位にあがっていた。
自宅で好きな時間に受講できるオンラインならではの手軽さが好まれているようだ。現在はオンラインの習い事の経験ありと答えた割合は全体の15%にとどまっていたが、対応するサービスが増えれば高い利便性からオンラインの習い事が選ばれる割合は増えるのてばないだろうか。
企業が注目する習い事「リカレント教育」にはこんなサービスも
大人が経験する習い事としては、働き方改革の1つとしてあげられ、企業が導入している「リカレント教育」にも注目したい。
たとえば株式会社仕事旅行社では、2018年7月12日に「仕事旅行の自由研修」をリリースした。この研修では社員が、第一線のプロフェッショナルの仕事を「楽しさ」「学び」のバランスを考慮し体験する。選べる仕事体験の種類は150種類にも及び、社員は目的や興味にあわせ主体的に選択できる。
導入した担当者によれば、「仕事旅行の自由研修」を通して社員の視野が広がったり、エンゲージメントが高まったりなどの効果があったようだ。リカレント教育もまた、大人の有意義な習い事として大いに役立つだろう。この動きが、より活発になることを期待したい。
注目を集める大人の習い事
今回の調査では、多くの大人がさまざまな理由で習い事に取り組んでいることがみて取れた。スキルアップや生活の充実など、習い事をしたい大人の需要は豊富にあり、その需要を満たす習い事が人気を得ている。また企業では、社員にリカレント教育の機会を与え、それが効果を上げている。
多くの大人が積極的に習い事に取り組む傾向は今後も続くことだろう。
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<参照元>
大人の習い事に関する調査。人気の習い事は?オンライン学習の経験率は?
市場調査メディア ホノテ by Macromill
img:PR TIMES