“個の時代”をエンパワーメントする。フリーランスの信用を可視化、繋がりを支援する「TEAMKIT」

最近、立て続けに友人がフリーランスとなり、企業に属すことが当たり前だった時代から変化してきているのだなと実感している。

しかし、対応できる仕事量に制限のあるフリーランスの場合、仕事の依頼が多く来ても対応できないことがある。また大きなプロジェクトを成功させるためには、1人のフリーランスの力では難しい。

とはいえ、これらの課題を周りにいる知り合いだけの力を借りて解決できる人は少ないだろう。今流行りのSNSを仲間の募集に使うのも、相手に対する信頼性を担保しにくい。

そんな中、このようなフリーランスの悩みを解決する新しいプラットフォームが誕生した。

信頼を可視化しフリーランスのプロジェクトを促進するプラットフォームが登場

株式会社Lboseは、クローズβ運用中だった仮想コワーキングスペース「TEAMKIT(チームキット)」を、2018年8月20日に「プロジェクトシェアプラットフォーム」としてリニューアルの上、正式リリースした。

TEAMKITは、フリーランスが自身で立ち上げたプロジェクトのメンバー募集をしたり、プロジェクトに参加したりするためのプラットフォームだ。TEAMKITでは個人の実績や繋がりという信頼を可視化することによって、フリーランスのプロジェクトメンバー募集やプロジェクト参加を促進する。

フリーランスという働き方は、時間や場所などに関して柔軟に仕事ができるというメリットがある一方、多くの依頼があったり大きなプロジェクトをしたかったとしても、1人の仕事量では限界があって対応できないというデメリットがある。

冒頭でも述べたように、周りで協力してもらえる人を探そうと思っても、自身の繋がりだけでは最適な人材を探すのには限界があり、SNSなどでの募集も、信頼性を担保できないという点で現実的ではない。

そこで信頼が可視化され、フリーランスでも大きなプロジェクトが動かしやすくなるのは、フリーランスとして働く人にとっては喜ばしいことといえるだろう。

またこの動きが活発になれば、フリーランスに仕事を依頼したい企業側にとってもメリットは大きい。

プロジェクトシェアプラットフォーム「TEAMKIT」で具体的にできることは?

TEAMKITで提供される機能は主に以下の3つだ。

TEAMKITでは、スキルや職業・タグなどでメンバーを検索したり、紹介文や経歴を確認して相手の情報を確認したりすることもできる。また作成されたTentを一覧ページから検索して、希望にあったTentに応募することも可能だ。

これらの機能が活用され、TEAMKITを利用するユーザーが増えれば、フリーランスという働き方の幅も大きく広がることだろう。

フリーランスが苦手領域を得意な誰かとシェアできるサービスも

TEAMKITのように他者とのつながりに目をつけ、フリーランスという働き方を支援するサービスは他にもある。それが、ランサーズ株式会社が運営する「Freelance Basics」だ。

フリーランスになると、会社員時代と異なり、苦手だったり知識がなかったりする業務も自分でこなさなければならない。そこで Freelance Basics では、フリーランスが会社員時代と同じように得意なことへ労力をフォーカスできるよう、苦手領域を得意な誰かとシェアできるようにする。

具体的には、フリーランスが抱える様々な問題について、「成長」「安心」「生産性」の3つの観点に基づき、それに紐づく5つの領域(コミュニティ/教育」「金融」「補償/保険」「専門家支援」「業務効率化」)を設定。この流域に基づいてサービスを展開していくとのことだ。

サービス展開の第一弾では、ワンコインで法律や会計の悩みを専門家に相談できる「士業/専門家支援サービス」をサブスクリプション・モデルで提供。

法律・会計といった分野は、フリーランスが必ず直面する課題が多いことから、安価な価格で専門家に相談できるのは助かるだろう。フリーランスが自身の得意領域に対して注力できるようになれば、仕事の効率が格段に上がることは間違いない。

フリーランスが活動しやすくなる時代に

働き方改革によってフリーランスの人口も増えている。とはいえ、フリーランス一人ひとりの労力や専門知識などの限界から、歯がゆい思いをしている人も多いことだろう。

フリーランスの仕事を支援するTEAMKITやFreelance Basicsのようなサービスが登場することで、働き方の多様性、柔軟性は増し、一人一人がそれぞれに見合った働き方で活躍できる将来が待っているかもしれない。

img:PR TIMES

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