最近では、不要なものを断捨離し、自分も持っているものに対してこだわりを持っている「ミニマリスト」が注目を集めている。『株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント』は、首都圏在住の18~79歳の男女、 3,000人を対象に実施した自主調査を用い、「ミニマリスト」について分析を行った。
以下で一部抜粋したものをご紹介しよう。
自分の価値観を持ったミニマリストは浪費を惜しまない
お金に関する意識調査の結果が上のグラフになる。ミニマリストは、不要なものは持たないが自分の気にいったものに対して、お金をかける傾向がある。そのため、一般的な消費者よりも衣食住にかけるお金は高額になっているようだ。
また自分のモノ選びに強い自信を持っており、ブランド力などに惑わされることはない。買い物をする際に金銭的な面で妥協をしないため、結果的に失敗しない買い物をしているようだ。
「断捨離」「ミニマリスト」という言葉を耳にすると“捨てる”ことや“持たない”ことなど、一見消費と逆行するイメージがあるが、買うモノに対してこだわりと自信を強く持っていると推察できる。
不要なものを断捨離し、ものを持たない生活をするためには
ミニマリストと一般的な消費者とでは、自分への自信や消費に関する意識に差があるようだ。一般消費者よりもミニマリストの方が、はるかにパーセンテージが高くなっているポイントがある。
それが以下のとおりである。
- デザインや色彩のセンスが良い
- 味の違いに自信がある
- 肌触りでものの良さがわかる
- 自分の意思表示や気持ちの表現が得意
このように、ミニマリストは一般的な消費者よりも、自分のセンスや感覚に自信を持っている。ミニマリストとして生活を送るためには、不要なモノを持たず、自分が良いと思ったものだけを購入する。このスタイルこそ“ミニマリスト”になる方法だ。
さらに加速するミニマリストとしての生活
モノが溢れている現代では、単に購入するだけでは満足感を得ることができなくなっている。流行に流されるのではなく、自分の中のこだわりやセンスを大事にして購入する。また自分の身の回りの不要なものは断捨離し、こだわったモノに囲まれた生活をする。
このような消費活動や生活スタイルは、自分のセンスや感覚を肯定することになるため、満足感を得ることができる。それがミニマリストであり続ける一つの理由なのかもしれない。
img:PR TIMES