AIによるサービスが多くの企業から展開されたことにより、日本政府が推進する「働き方改革」は加速している。
今後もあらゆる場面において人工知能によるデータ解析や業務の自動化などが期待されている。
自然文の解析による自動FAQシステム「KIBIT」
そんな背景の中、FRONTEOが独自に開発した人工知能エンジン「KIBIT」を用いた自動FAQシステムの提供を開始する運びとなった。
新しくスタートするサービスは、独自のアルゴリズムで人間の経験や判断に基づく“暗黙知”を再現し、よくある質問と回答による問題解決の業務領域に応用している。自然文で入力された質問の特徴を学習し、エキスパートが過去に行った回答データから適切な内容を抽出して迅速に提示することができるので、社内での問い合わせ対応の省力化による業務時間の削減が見込める。
KIBIT Find Answerの製品特徴としては下記の通りである。
- 質問者が入力した文章の表現の揺らぎを吸収し、質問文の特徴を捉える。
- 蓄積された質問データと類似度の高いものから順番に複数の回答が提示されるため、閲覧しやすい。
- キーワード(単語)よりも、質問者が思い浮かべる自然な文章で質問を入力した方が正確な回答が出やすい。
企業での作業効率化を図る
企業では、新製品や新サービス開発の複雑化、各種規制や法令遵守の対応や確認、社内申請の手続き増加など、専門性が高いエキスパート人材には社内から質問が日々多数寄せられている。担当者は質問がある度に業務を中断して対応しなければいけない状態になり、想定よりも回答の探索に時間がかかったりする場合がある。
KIBIT Find Answerによる回答提示の仕組み
質問入力画面
回答画面(例)
KIBIT Find Answerは、自然文のままでの質問と回答の組み合わせがあれば、細かな分類やタグ付けは不要であり、次に「全く同じでは無いが、似た部分が多い」質問が来た場合には、自動的に類似した回答を提示できるので、特別なアプリケーションを必要とせず、容易かつ短期間での導入・運用が可能である。
AIによるデータ分析がもたらす業務効率化
このように人工知能のサービスが今後さらに発展していき、精度が高くなるにつれ、業務時間の削減が実現されていくことであろう。
煩雑さが減り、人々の暮らしもより便利で暮らしやすい生活になっていくことが期待される。
img:PR TIMES