小売企業の各社がプライベートブランドを持つ事が主流となっている。

自社で商品を製造することで、製造や流通コストを抑え事ができるため、ナショナルブランドだけではなくプライベートブランドに力を入れる企業が増えている。つい最近ではZOZOTOWNのアパレルのプライベートブランド発表が話題となった。

プライベートブランドに力を入れる企業に注目が集まっている中、Amazonは食品・飲料から日用品、ベビー用品まで、消費財カテゴリーのプライベートブランド商品を60種類以上展開し、種類を拡充する運びとなった。

食品・飲料ブランドの「Happy Belly(ハッピーベリー)」、日用品ブランドの「Presto!(プレスト)」、ベビー用品ブランドの「Mama Bear(ママベアー)」に加えて、食品や日用品など幅広いカテゴリーを扱うブランド「SOLIMO(ソリモ)」を新たに展開し、Amazonのお客様に向けて、お手頃な価格の商品を提供していく。


英語でHappyは『幸せ』、Bellyは『おなか』を意味し、「おなかを幸せに、食卓に笑顔を」という願いからHappy Bellyブランドは生まれた。高品質な食品や飲料をAmazonを通して私たちの食卓に届けてくれる。

高品質な日用雑貨・清掃用品を提供するブランド。手品師が手品を披露するときに「ほらみて」と呼びかける英語の掛け声が「Presto!」。ユーザーが望みの清潔さをまるで魔法のように簡単、便利に実現する手助けをしてくれる。

年に一度のプライム会員限定のビッグセール「プライムデー」に登場

7月16日(月・祝)正午から7月17日(火)23時59分までの36時間にわたって年に一度のプライム会員限定のビッグセール「プライムデー」を開催する。プライム会員限定の新商品やコンテンツ、特別商品となる先行販売商品を期間限定で提供するのでアマゾン会員にとってお手頃価格で購入できるチャンスだ。

アマゾンジャパン合同会社バイスプレジデント 消費財事業統括本部長 前田宏は次のように述べている。

「Amazonは 『地球上で最もお客様を大切にする企業であること』をミッションに、『地球上で最も豊富な品揃えの実現』という目標を掲げております。このビジョンを追及すべく、各カテゴリーでお客様から高い評価を受けているメーカー各社様に製品開発のご協力をいただき、高品質なプライベートブランド商品をお求めやすい価格でご提供することで、Amazonをご利用いただくお客様の満足度をさらに高めていきたいと考えております。」

今回のAmazonのプライベートブランド拡充はユーザーにとってどんな価値と結果を創造するのだろうか。

本線で覇権を握ろうとするAmazon

今回のプライベートブランドの拡充は、世界最大のEコマースプラットフォームであるAmazonが、自ら本線に乗り出すということだ。

おそらくAmazon Echoとの連携なども視野に入れ、特別なサービスとして世の中に広がっていくと予想され、プライベートブランドの分野を広げていくことだろう。

あらゆる分野において覇権を握ろうとするAmazonのプライベートブランドの次なる一手はどんなものになるのかも、気になるところだ。

img:Amazon