ユーザーに最適化した情報をAIで。情報の取捨選択による手間と時間を削減する旅行サービス「Deaps」

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旅行をする際、旅行先の情報をどうやって集めるだろうか?

現代では「旅行先 観光スポット」などのキーワードで検索していくだけではなく、Instagramでフォトジェニックな場所を見つけ、その場所へ赴くということも選択肢に入ってくるだろう。どちらにしても旅行をよりいいものにするための情報に事欠くことはなく、Web上から様々な情報を得て旅行プランを計画していく。

しかしその反面、情報が多すぎて、その取捨選択に時間がかかってしまうという経験をしたこともあるだろう。そんな時、自分の興味関心に沿った場所をAIのサポートによって知ることができたらどんなに便利なことだろうか。

Deaps Technologies株式会社は、「人々がもつオリジナル情報をAIでつなぎ、新しい発見で満たす」ことを目指し、AI搭載観光SNSアプリ「Deaps(ディープス)」を提供している。そして今回、「興味関心×時間×場所」に応じた観光情報を提案する機能を搭載したサービスとしてアップデートし、提供を開始した。

観光情報の供給過多

ITの進化は日進月歩で進み、情報の増加速度は日に日に加速してる。その一方、個人の興味関心や行動パターンに焦点を当てると、その変化の速度は情報増加進度に比べて緩やかだ。

導入でも示したように、現代社会では情報が氾濫し、その中から必要な情報を獲得するためにさまざまな情報ツールを駆使し、情報の取捨選択に手間と時間を費やしている。

Deaps Technologiesはその問題を解決するべく、利用者ごとに異なる情報整理をテクノロジーで支援し、利用者自身の潜在的な興味関心を提案することで、新たな気付きや発見を提供することをミッションとしている。

こと観光情報において、情報過多は特筆すべき点があるといえるだろう。ユーザーが発信する場が増え、さらに情報として発信しやすい観光情報は、探しやすい反面選びづらいという傾向があるといっていい。そんな情報の取捨選択が困難な領域である観光情報をターゲットとしたのが同社の展開するサービス「Deaps(ディープス)」だ。従来のカタログ型や検索型の観光サービスでは実現できない、One to Oneの最適化をAIの活用を通じて実現しようとしている。

観光の個人最適化をはかる「Deaps(ディープス)」

Deapsは「知らない日本に、おでかけしよう」をコンセプトとしたAI搭載観光SNSアプリで、個人の趣味や興味にぴったりのスポットに出会える情報提供を行う。ユーザーが登録している定番スポットに限らないマニアックなスポットも、地図とともに簡単に検索で発見することができる。そしてユーザーの潜在的な趣味や興味に関する情報を、AIがレコメンドしてくれる機能を持つ。

ユーザーのお気に入りのスポットをシェアすることもでき、同様の趣味嗜好を持ったユーザーとつながることのできるSNS機能も携えている。ハッシュタグを使用した機能もあるため、「#フォトジェニック」や「#顔ハメ」といったキーワードを登録することができ、その結果ハッシュタグのマップが形成されるという。さらに場所によっては、最新のAR技術による非日常的な体験や、音声ガイド、電子パンフレット、ミニゲームなど、さまざまな場所にちなんだエンターテイメントコンテンツを楽しむことができる。

今回のアップデートの最大の変更点は、従来の「興味関心」に加え、「時間」と「場所」の概念を分析対象に追加し、個人ごとに最適化された「おすすめ機能」の強化ができるAIエンジンの刷新にある。その結果、今まで以上にユーザーのコンテクストに則した情報の提供を実現した。

おすすめ機能をホーム上にアイコンとして配置し、専用画面への遷移を可能にした。従来のSNSフィードのように情報が流れてしまうことを抑制し、ホーム画面からいつでも確認できるように刷新。その内容は、グルメでヨガ好きの女性が、出張先のホテルで「Deaps」を利用した場合、ホテルから近い、旬の会席料理が食べられるお店や、翌朝近くで体験できるビーチ・ヨガなどが提案されるといったものだ。

コンテンツと人々の興味関心までを分析範囲としていた従来版では、朝に夜のスポットが提案されたり、海岸にいるのに登山が提案されたりと、ユーザーが本来求めているシーンに適切な提案がなされない場合もあった。しかし今回、分析範囲を「利用時間帯」、「操作場所」まで拡大させることで以前の問題を解決し、ユーザーのコンテクスト(背景)に合った情報を提供できるようになった。

現在、DeapsはiOS版を提供しているが、今後はWeb版とAndroid(開発中)の提供を予定しているという。テクノロジーの進化として、AIの精度を高めながら、処理を高速化させるために、エッジコンピューティングにおけるAI学習の導入を積極化しようとしているようだ。

コンテンツ面としては、ARや音声ガイド、ブロックチェーンを利用したスタンプラリーなどを順次導入し、デジタルインテグレーションを進めるとしている。

個人への最適化がサービスをスケールさせる鍵

インターネットの発達により、情報はそのスケールとスピードを増し、それに伴うプロダクトの発達によって、私たちは情報に接触する機会を高頻度で得られている。それによる恩恵は大きなものである一方、その取捨選択に時間と労力を費やす面も生んでいる。

これからの時代は、ユーザーが情報を獲得しにいくという時代に終わりを告げ、AIがユーザー個人の趣味嗜好を学習し、ユーザーの求める情報を提案する時代へと変遷していくだろう。どの分野においてもその技術はまだまだ伸び代があるため、今後ユーザーに認められるサービスとなることができれば、大いにビジネスチャンスが広がっているのではないだろうか。

img: PR TIMES

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