インターネットやSNSの発達は個人の情報発信の場を広げてきた。そこではビジネスの機会を得ることもあり、さまざまなチャンスに繋がっている。
その1つの方法としては、自身でWEBサイトの制作を行うということもあげられるだろう。ただし、これがなかなか難しい。コードを書いたり、HTMLやCSSの知識が必要で、実はそのハードルは結構高い。今回、そんなニーズに応えたサービスが登場した。
STUDIO株式会社は、デザインを一瞬にして実際のWebサイトとして公開できるデザインツール「STUDIO」をサービス開始した。STUDIOは、思いのままのデザインを、コードを書かずに簡単にWebサイトとして公開することができるサービスだ。
WEBサイトを制作するためのフローとは?
まず、現状、WEBサイトを制作するためにはどんなフローをたどっているのかをみていこう。その工程は、大きく分けて5つのフローがある。
- ページの文章と骨格をHTML言語で書いて作る
- HTMLで書いた文章と骨格をデザイン情報をCSS言語で書く
これにより、WEBページの表示スタイルが決まる - 作成したWEBページを見られるようにサーバーを用意する
- ドメインを取得する
- サーバーに作成したWEBページをアップする
これで、URLを入力すればページにアクセスできるようになり、完成となる。
この工程のHTML言語で書く、CSS言語で書くという部分は、「コードを書く」と表現されることが多く、この工程はそれなりの知識がないと難しいものだ。
コードを書かずにWEBサイト制作できる「STUDIO」
これに対し、「STUDIO」はコードを書くことなく、サイト制作が可能なツールである。
このツールを使ったWEBサイト制作は3工程でできることが特徴だ。
まず、デザインの作成として、画面上のキャンバスに、ドラック&ドロップで画像や文字を配置。 画像や文字の大きさ、配置、色などは自由自在で、思いのままにデザインを行うことができるという。 またプロデザイナーが作成したデザインのテンプレートも多数用意している。
次に、作成したデザインはボタン1つで、瞬時にWEBサイトとして公開することができる。 このため、難しく専門的なプログラミングコードを書く必要はない。 また、オリジナルのドメインを接続することも可能だ。
公開した Webサイトは、複数名での運用が可能。会社のWeb運用チームメンバーがそれぞれアカウントを持ち、自由に更新することができる。また「分析機能」を搭載。効果検証を行いながらサイトを管理することができる。
通常のWEB制作と比較すると、コードを書く必要がなく、サイトの公開や運営管理も非常に簡単だ。
同社は2017年4月にベータ版のサービスを開始した。その結果、事前登録開始から2週間で1,000人ユーザー獲得し、サービス開始からわずか5ヶ月で、ユーザー数は1万人を突破したという。
今回は4月2日から本サービスを開始、利用料金は無料・または月額$9(日本円換算:約960円)としている。
誰でも簡単にWEBサイト制作が可能に
現在、インターネット上で情報発信をしたい、あるいはビジネスをしたい、と思っている人は多いだろう。しかし、それには、やはり自分のWEBサイトを持っていた方が、有利である。
これまでは、この段階でHTML、CSSと言われてもどうしたらよいかよくわからないと、挫折した人も多いだろう。「STUDIO」はこの障壁を取っ払った。これで、誰でもWEBサイトが制作できるようになったのだ。
果たして「STUDIO」はインターネットの世界にどのような革命を起こせるのか、期待したい。
img: PR TIMES