クリーニングの予約から清算がスマホで完結!スマートクリーニングサービス「LAGOO」がスタート

家での自炊が面倒な時はUber Eatsを利用し、時間がなく、部屋の掃除が難しい際はハウスクリーニングを呼び、大量の買い物をすることができない時はhonestbeeに買い物代行を頼む。

そんな、ひと昔前であれば自身で行うべき家事に関わる行動を、代行できるサービスが今は無数に存在している。

最近ではそのようなサービスは、スマホを使ったものが多いが、今回クリーニングの予約から清算がスマホで完結するというサービスが登場した。

AiCT株式会社は、専用のスマホアプリ・クリーニングバッグ・ロッカーにより24時間365日利用可能なスマートクリーニングサービス「LAGOO(ラグー)」を関東でサービスを開始した。

24時間・365日、スマホさえあればクリーニングのすべてを代行

LAGOOは、スマホひとつでクリーニングの受付から精算まで、待ち時間なくスムーズに行える新しいクリーニングサービス。スマホアプリ・クリーニングバッグ・ロッカーを使い、24時間・365日(一部店舗除く)いつでもクリーニングを利用できる。

スマホにLAGOOアプリをインストールして、必要事項を登録すれば、すぐに利用可能だ。アプリ起動後、ロッカーに貼ってあるQRコードを読み取るだけで、1分で受付完了となる。

ロッカーに入れた衣類は、ルートマンが回収。検品後、料金をアプリで通知。そして、指定の日時に、仕上がった衣類をルートマンがロッカーまで届けるという流れだ。

また、LAGOOは、クレジットカードに対応しているため、アプリ登録時にクレジットカード登録を済ませれば、面倒な現金のやりとりは一切無い。

さらに、無人の専用ロッカーでのやりとりのため、クリーニングの受付、受け取りの時短を実現できる。

クリーニングの受付、検品、料金チェックから、受け取り通知まで、アプリでのやりとりのため、誰にも会わずにクリーニングが出せる、24時間・365日対応というメリットもある。

今後は全国8,000店舗のエリアネットワークを持つクリーニングFC最大手「ホワイト急便」と共同で、全国展開を行っていくという。また、LAGOOロッカー経由での個人間物品受け渡しサービスも現在開発中だ。

「働き方改革」が後押しする家事代行サービス

テクノロジーの進化により、このような家事の代行サービスはすでに数多く登場している。たとえば、不動産の賃貸管理などを行うプロパティエージェントは、LGエレクトロニクスの洗濯、乾燥、畳むところまで自動化されたホームクリーニング機「LG styler」を同社が販売する銀座の分譲マンションの全戸に導入すると発表した。

また、スマートシッターやキッズラインなど、ベビーシッターをオンラインで安価に頼めるサービスの認知も広がっている。

さらに、パソコンやスマホで受付をすればシステム上でスタッフが手配されるというクラウド家事代行サービス「CaSy(カジー)」が企業向けの福利厚生プログラムを開始している。これは、従業員の家事負担をなくすことにより、生産性を向上させたい企業が対象だという。

このような家事代行サービスが広がっている背景には、テクノロジーの進化に加え、東京都の後押しもある。東京都は昨年度より家事代行サービス活用に取り組む中小企業に助成金を支給する「家事サービスを活用した両立支援推進サービス」をスタートした。

この制度は、家庭と仕事の両立を支援するというのが目的で、政府の主導する「働き方改革」の一環としてスタートした。

AIの進化で家事はすべてロボットが担当する時代がくる?

「近い将来、人間は、労働を奴隷に任せてたかつてのアテネの市民のように、労働や家事はロボットやAIに任せて、哲学的な議論と子育てをすることが生活の中心になる日が来るかもしれない」

これは、MITメディアラボ所長の伊藤穰一氏の、2017年7月29日に開催された「9プリンシプルズ:加速する未来で勝ち残るために」出版記念イベントでの発言だ。

平成 23 年の「社会生活基本調査 生活時間に関する結果」によると、共働き世帯で女性が家事に使う時間は1日4.53時間、男性は0.39時間だそうだ。果たして、これが0時間になる日が来るだろうか。

img: PR TIMES

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