どこにいてもスマホで家電が操作できる「sRemo-R」、IoT社会実現に向けたスマートリモコン

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AMP読者の中で「OK、Google」や「Alexa」とスマートスピーカーに話しかけたことがある人はどれだけいるだろうか?

IoT社会が目の前に迫るなか、スマートスピーカーが発売され、AIに話かけることが当たり前になりつつある。そしてIoT化を加速させるデバイスもこれからどんどん出てくることだろう。

今回、株式会社SOCINNO(ソシノ)は、家電をネットに接続しIoT社会を実現するスマートリモコン「sRemo-R(エスリモアール)」を発売した。

AIスピーカーやスマホのGPSと連動:多種多様なサービス可能に

sRemo-Rの主な特徴は以下の5つである。

  1. Google HomeやAmazon Echoへの音声操作で家電の制御が可能になる
    sRemoはIFTTTやAmazonAlexaサービスを提供しAIスピーカーと連携することで「テレビつけて」などの音声操作で家電の制御を可能にする。全141リモコンボタンに設定可能で設定数などに制限はない。
  2. IFTTTと連携することで多彩なサービスを実現
    IFTTT(Location)で自宅への帰宅時に自動でライトをつけることや、IFTTT(Date&Time)で目覚ましに家電を利用することも可能。また、IFTTTのWebhooksを利用することでGmail、Twitter、LINEなどとも連携できる。
  3. どこでもスマホで家電を操作できる
    自宅の家電をスマホからどこでも操作できるようになる。帰宅前にエアコンをつけて快適な室内環境を実現できるなど、外出先からでも家電の操作が可能となる。
  4. 温度、湿度、照度をグラフで表示し、リモコンや通知と連動できる
    温度、湿度、照度センサーを装備しているため、どこでもスマホで室内環境を把握できる。また、グラフ表示でエアコンやライトの状態変化を把握したり、暑くなったらエアコンONや暗くなったらライトONなども実現できる。
  5. リモコン信号をsCloudで保存や取得ができる
    リモコン信号をsCloud(sRemo用クラウド)で保存し共有できる。また、リモコン設定もsCloudから取得し設定できる。リモコンが壊れたり電池切れの心配が無くなる。

同社はsRemo-Rにより家電をインターネットに接続し多彩なサービスの実現を目指す。スマホでどこでも家電を操作でき、IFTTTやAmazonAlexaスキルを提供することでAIスピーカーやスマホのGPSと連動した利用など多種多様なサービスが可能となる。

AIが進めるIoT化:新しいサービスも登場

AIによるIoT化した新しいサービスは、すでにいくつか登場している。ケイアイスター不動産株式会社は、12月より株式会社ライナフが提供する「スマート内覧」を同社の一部物件を対象に試験導入を始めた。これは、携帯電話を利用して、セルフで内覧できるサービスだ。スマホや携帯電話を使い「開錠」し、業者との対面なしで内覧できる。

また、and factory株式会社は、スマートホステルブランド「&AND HOSTEL(アンドホステル)」の4号店・5号店を秋葉原と神田に新規オープンする。「&AND HOSTEL」は最先端のIoTデバイスを1ヶ所に集結させた、日本初のスマートホステルブランド。エンターテイメント性とホスピタリティを高め、進化した「IoT宿泊体験」を楽しむというコンセプトを持つ。

IoT社会が目前に

今回のsRemo-Rによって、スマートホームがより身近になった。そして、これからもIoT化はとどまることはないだろう。それを牽引するのはやはり、AIである。

2017年は日本市場でAIスピーカーの発売が相次ぎ、今後その市場は競争の激化が予想される。またスピーカーだけではなく、コネクテッドカーやドローンなど、AIが利用される分野は様々であり、その技術は日々進歩している。

もしかしたら近い将来、音声だけで暮らしの大部分を操作することのできる社会があるのかもしれない。IoTの進化によって新たな技術や雇用を生み、より良い社会の実現ができる日を期待したい。

img: @press

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