自身の気になることを人に質問してみたい、という欲求は誰しもあるものだ。

インターネットが登場してからは、“匿名”であることによってその質問欲は満たされることも多いだろう。代表されるのはYahoo!知恵袋などのサービスだが、今Twitterを介して質問を募集したり、気になる人に匿名で質問を送るサービス「Peing – 質問箱」が話題となっている。

株式会社ジラフは、2017年12月に買収した匿名質問サービス「Peing – 質問箱」の、中国語版・繁体字のサービス提供を開始した。これにより英語版対応に続き、香港、マカオ、台湾、シンガポールなどのTwitterユーザーが利用することが可能となった。

月間2億PVのtwitter上の匿名型質問サービス

「Peing – 質問箱」はジラフに、2017年12月に買収されたtwitter上で利用できる匿名型の質問サービス。英語版のサービス提供はすでに開始されており、アメリカやイギリス、香港など既に40カ国以上のユーザーが利用している。2017年11月にサービスをリリースして間もなく、月間2億PVの巨大サービスへと急成長を遂げているという。

煩雑な会員登録は不要となっており、twitterアカウントの登録後スムーズに利用することができる。

<匿名の質問に回答するには>

  • 匿名の質問を受け付ける場合は、サービスのアカウント(質問箱)を開設。
  • 質問箱を開設すると、匿名のユーザーから質問が来る。
  • すべての質問に答える必要はなく、好きな質問にだけ回答することができる。
  • 選んだ質問とその回答は自分のtwitterのフィード上に表示される。

<匿名で質問するには>

  • 質問をする側だけの利用の場合は、アカウント(質問箱)を開設しなくても利用可能。
  • 興味のあるユーザーを選択して、質問を送る。

アジア進出の布石として中国圏で展開

ジラフはこれまでも買取価格比較サイト「ヒカカク!」やスマホ特化型フリマ「スマホのマーケット」などを提供しており、2017年12月にPeingを買収した。2017年11月に日本でリリースされたPeing-質問箱-は、元々はせせり氏という日本人によって開発・運営されていたサービスだったが、ジラフは国内のみならずグローバルな展開を狙う。

まずは英語版を公開したが、アジア展開への布石としてまずは既に利用者の多いアジア・中国圏のユーザーに向けて中国語版・繁体字版を公開したという。

新たな展開地域(利用地域)は、香港、マカオ、台湾、シンガポールほか繁体字を使用する人の居住地域となっている。

Twitterという簡単・利便性でグローバル化狙う

Peing-質問箱の特徴は利用シーンがTwitter上だということだ。誰でも無料で利用でき、自分専用ページから1回140字以内のちょっとした発言という手軽なスタイルがやはりウケているのだろう。

ジラフ代表取締役CEO麻生輝明氏は

「Peing質問箱を国内のみならずグローバルに展開していく使命があるものと認識している。まずは既に利用者の多いアジア・中国圏のユーザーに向けて中国語版・繁体字版を公開した。」

とコメントしている。中国圏でどこまで伸びるか、注目したい。

img: PR TIMES