“Auto PR”は情報獲得サービスの雄となれるか?ユーザーの欲しい情報を届ける自動ニュース検索サービス

今やTwitterやFacebook、InstagramといったSNSを利用すれば、個人であっても手軽に世界へ情報発信が出来る時代だ。

しかしその反面、インターネットには情報があふれ返っている。情報が氾濫し、かつその流れがはやい現代社会においては、自分に本当に必要なニュースや情報を選別しながら、インプットすることが常に求められる。

そのためのツールとして、複数のアプリやサービスを併用している人も多いはずだ。

群雄割拠の情報獲得サービスたち

忙しい現代人に向けて、いち早く自分が求める情報をキャッチしてもらおうと、様々なキュレーションメディアや媒体から情報を獲得出来るアプリやサービスが各社からリリースされている。ここでは、その一例を紹介しよう。

あらゆるジャンルを網羅しているタイプだと知名度も影響力も抜群の“Yahoo!ニュース”、自分の好みに合わせてニュース分野をカスタマイズ出来る“スマートニュース”、エンタメ系に強みをもつ“グノシー”などが有名どころではないだろうか。

専門特化型だとビジネスニュースに強い“News Picks”、国内外のスポーツ情報を発信している“スポーツナビ”などが挙げられる。

中には、Googleが提供している情報共有サービス“Googleアラート”のように特定のキーワードを事前に設定することで、自分が欲しい情報をメールなどで届けてくれるサービスもある。

自動ニュース検索クラウドサービス“Auto PR”は他サービスの先をいけるか


ユーザーの情報獲得を便利にするためのサービスがしのぎを削るなか、株式会社プレイヤーズファーストが、“Auto PR”という自動ニュース検索クラウドサービスの提供を “Players1st(プレイヤーズファースト)”にて開始した。

もともと、Players1stはアスリートのクラウドスポンサーを募集するサービスだ。同社は、2017年10月に“PRパス”というアスリート向けに数多くのニュースサイトから選手名を検索し、SNSなどに投稿するまでを完全自動化したシステムをリリースしている。

今回リリースされたAuto PRは、その機能をアスリートだけでなく、

のように、幅広い形での利用を目的としたサービスとなっている。

Auto PRでは、事前に指定されたキーワードを膨大なニュースサイトやキュレーションサイトから検索する。そして“マッチしたサイトの記事タイトル”と“URLリンク“を利用者にメールで知らせるシステムだ。

なお、キーワード検索については2つまでの言葉を同時に検索(AND検索)することが可能である。そのため“名前”× “競技名”や“企業名”× “商品名”など、知りたい情報をより詳しく調べることが出来る。

今後の情報獲得サービスの姿

Auto PRのようなニュース検索サービスを利用することで、手軽に簡単に1番欲しかった情報を獲得出来る価値は高い。

しかし自動検索サービスでは、常に類似サービスがどんどんリリースされている。そんな時代だからこそ、AIを駆使し、ユーザーひとりひとりの嗜好を理解するためのディープランニングは欠かせないファクターとなっている。

単にキーワード検索でヒットした情報を提供しても、ユーザーに必要とされない情報であれば、残念ながら意味はないのだ。

テクノロジーの進化にともない、発信される情報も増加した。ノイズも含まれる情報の波をかき分けて、ユーザーの求める最適解を最短時間で届けるサービスとなれるかが今後も重要であることに変わりはなさそうだ。

img: PR TIMES

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